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頭の中の池内慶

空想ファンタジーブログです。 私と脳内タルパたちの愉快なヨタ話。

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感動の紅ほっぺ

今日スーパーに行くとイチゴのさがほのかが売っていた。しかもそのパッケージに
リカちゃん人形の写真がのっている。
「リカちゃんだよ!私リカちゃん!のリカちゃんだよ!」
慶ちゃんがなんか興奮している。
「おまえ、人形とかキライだろ」
「リアル人形は魂がこもるから好きくないけどリカちゃん自体は好きだよ!」
慶ちゃんが言った。すごく興奮してほしそうだったのでリカちゃんの写真がのったさがほのかを買う。
う~ん農家さんの思惑通りだ。
というか、値段自体も380円といういちごとしてはけっこう安い値段だったので、買った感じかな。
そのあと、カニカマを買ったが、精霊さんたりオールスルー。最近カマボコとかほしがらない。
贅沢になったもんだな。
次はチーズ売り場に行って裂けるチーズを買った。
「裂けるチーズは慶ちゃんのでしょ、慶ちゃんばっかりずるいよ!」
剣ちゃんが怒っている。
「じゃあ、剣ちゃんがもらえばいいじゃん」
私がいうと剣ちゃんは下を見る。
「えー剣ちゃんそんなに裂けるチーズ好きなわけじゃないしー何でクリームチーズじゃないのかなあ」
「だって、クリームチーズはこの前買ったばっかじゃん。」
そうしているうちにスルメが特価セールやってたのでスルメを買う。
「はい、じゃあ、これ忍ちゃんのね」
「馬鹿いってんじゃないわよ、フランス貴族がスルメなんて食べられるわけないでしょ!」
忍ちゃんが怒っている。
「おまえはフランス貴族じゃないけどな」
いちおう突っ込みを入れておく。
まだベルサイユのバラゴッコをやってるみたいだ。
しかたないので、忍ちゃんが好きなマシュマロを買ってあげる。
忍ちゃんはマシュマロをもらって、スルメは慶ちゃんがもらった。
そのあと、わらび餅を買って、それは剣ちゃんがもらう。
そして、チョコレートと八つ橋とピコラを買う。
チョコレートは忍ちゃんがもらい、ピコラは剣ちゃんがもらい、八つ橋は慶ちゃんがもらった。でも、
剣ちゃんが裂けるチーズと八つ橋を交換してほしいと言うので慶ちゃんはチーズと八つ橋を
交換してあげた。
さて、帰ろうかと思ったとき、目の前を店員さんが処分価格品を棚にのせて横切る。
それを見て剣ちゃんが叫んだ。
「見て!紅ほっぺだよ!」
見てみると、売れ残って消費期限がせまったいちごの紅ほっぺが
通常498円のところ、398円に値引きして売っていたのだ。
「紅ほっぺだよ!これは買わなきゃだね!」
剣ちゃんは必死に叫ぶ。
剣ちゃんは紅ほっぺが好きなんだけど紅ほっぺってなかなか店頭に並ばないんだよね。
忍ちゃんの好きな章姫や慶ちゃんお好きなさちのか、とよのか、さがほのかはよく店頭に並ぶんだけど。
剣ちゃんがかわいそうなので、紅ほっぺを買ってあげることにした。
「わーい!わーい!紅ほっぺ!」剣ちゃんは喜んで飛び上がっていた。
ほんとうに紅ほっぺが好きなんだなあ。
そういえば、この前の買い物で慶ちゃんだけもらえるお供物が一つ少なかったことを思い出した。
私は、パン売り場でレーズンロールを手に取り、「はい、慶ちゃん」と言ってレーズンロールを慶ちゃんに
あげた。
「わーい!慶タンのために特別にくれた!特別にくれた!」私が直接名指しでくれたものだから、
慶ちゃんはものすごく喜んでいる。
慶ちゃんを特別扱いしたわけじゃなく、この前一つ、たりなかったからあげたんだけど、
慶ちゃんはすごく喜んでいる。
「あら、慶ちゃんと剣ちゃんは特別にもらってよかったわね、私には何もないわけ」
眉をひそめて忍ちゃんがつぶやく。しまった忍ちゃんに一つたりない。
「慶ちゃん、そのレーズンパンよこしなさい」
そう言って忍ちゃんがレーズンパンを引っ張る。
「いやだよ!こえは慶タンが特別もらったんだよ!特別なんだよ!」
慶ちゃんが特別を強調するので、よけいに忍ちゃんがムキになる。
「そんなエコヒイキゆるされるとおもってるの、渡しなさいよ!」
「いやだよ!これは特別だからだめだよ!かわりに八つ橋あげるよ!」
そう言って慶ちゃんが八つ橋をさしだす。
「あら」
忍ちゃんの動きがとまる。
ここは早く丸くおさめないと。
「よっ!錦屋のこいはん!包丁一本、さらしにまいて~旅にでるのおも~板場のしゅうぎょおお~」
私は心の中で歌をくちずさみならが忍ちゃんを乗せにかかる。
「あら、八つ橋は好きなのよねえ、どうしようかしら」
「そこをなんとか!西陣の未来はこいはんにかかとるんどすえ!」
慶ちゃんが芝居にのっかって煽る。
「しかたおまへん、大番頭はん、今日はあんたの顔を立てて、手を引かせてもらいます。
次はおまへんえ」
忍ちゃんも芝居にのっかった。やれやれ、一安心だ。
ただ、そうなると、前回に引き続き、今回も慶ちゃんが一つ少なくお供物がもらえないことになる。
これはやばい、というかかわいそうだ。
周囲を見回していると、売れ残りのおにぎりに半額シールが貼ってあるのを見つけた。
私はそれを二つとって、カゴに入れた。
「はい、慶ちゃん、これ、前回と今回の不足分ね」
すると慶ちゃんは大変喜んでいるようだった。
「ひょーっ!半額だよー!」
そう言うと、慶ちゃんは黄色の安全ヘルメットを頭にかぶった。
そして両手にハンガーをもってぐるぐる回しはじめた。
「ハンガーくー!ハンガーくー!」
ハンガーはがんがん慶ちゃんの頭に当たったが黄色の安全ヘルメットをしているので、平気だ。
これで一件落着。
会計を済ませてスーパーを出た。そこで、父からぼんたんアメを二個、買って帰ってきてほしいと
頼まれていたことを思い出した。
しかたなく、私はボンタンアメを薬局で二個買う。
「あら、それはだれのお供物なのかしら、また慶ちゃんをヒイキして特別にあげるのかしら」
鋭い目つきで忍ちゃんがつぶやく。
「二つとも慶ちゃんにあげるの?ヒイキマ~ン!」
剣ちゃんが叫ぶ。
いや、父に買い物頼まれてただけなんだけど。
「これは忍ちゃんと剣ちゃんにあげて!」
慶ちゃんが叫んだ。
「でも、それじゃ、また慶ちゃんが一つたりなくなるよ」
「慶ちゃんはいいの!その気持ちだけで十分だから!」
いい子や。
そしてボンタンアメは忍ちゃんと剣ちゃんに一つずつあげた。
家に帰ると、さっそく、紅ほっぺを洗って食べた。
いつも、じゃんけんして食べる順番を決めるんだけど、
今日は久しぶりの紅ほっぺなので、優先的に剣ちゃんに食べさせてあげた。
「ありがとー!さっきヒイキマンとか言ってごめんね」
そう言って剣ちゃんがだきついてきた。
そんな事気にしてたんだな。
みずみずしい高級イチゴを食べて、みんなご機嫌だった。
「忍ちゃんもいい子よ!」
私の後ろで忍ちゃんが叫ぶ。
そうだね、忍ちゃんこいい子だね。
みんないい子。
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まだ食べたかった土佐犬!

スーパーい行ってきました。
慶ちゃんはまたぞろ龍を出してきてふわふわと乗っていました。
お店の看板にガンと顔があたっていました。
かわいそう。
「イタイけど泣かない!」と言って胸を張っていました。
偉い子。
そのあと、イチゴ売り場の前を通りかかりましたが、スルーしました。
「イチゴかわないのー、いちごー」としつこく慶ちゃんが言ってきます。
私は財布の中からレシートを出して、その裏に犬の絵を描いて
「イチゴはもう秋田犬!」と言いました。
すると慶ちゃんは剣ちゃんと忍ちゃんを見て、レシートの絵に指をさします。
「ねえねえ、あれが秋田犬に見える?」
すると、忍ちゃんも剣ちゃんも首を横に振る。
そして慶ちゃんが「まだまだイチゴは食べたかった土佐犬!」と言いながら「認定」と書いた旗をあげます。
それに引き続き、忍ちゃんと剣ちゃんもおなじように「認定」の旗をあげました。
「1対3で本件は否決されました!」
慶ちゃんが叫ぶ。
なんだそりゃ。
私はちょっと困っていた。お金の手持ちがあんまりないんだよね。
そのとき、売れ残りの廉価セールの台の上にイチゴが置いてあるのが見える。
通常398円のイチゴがなんと298円だ!見ました?奥様?
思わず私はそれをカゴの中に入れてしまった。
「やったー!慶たんがもらったよ!」
そう言って慶ちゃんがイチゴにタッチした。
それはさちのかイチゴだった。慶ちゃんの大好きなやつだね。
「忍ちゃんと慶ちゃんばっかずるい!最近紅ほっぺが全然ないよ!」
剣ちゃんが怒る。
そのあと、UCCの缶コーヒーが57円という破格の安値で売っていたので二本買う。
「こんなんじゃー、全然イチゴと釣り合わないよ、プンスカ!」
そう言いながら剣ちゃんがとびはねて怒る。
その怒り方がちょっとかわいい。
「それじゃあ、次にもらえるものの優先権を忍ちゃんと剣ちゃんにゆずるよ!」
慶ちゃんが言いました。
次に到着したのはチーズ売り場です。
そこで私はカマンベールチーズを買いました。
「これは私のものね、だってカマンベールですもの」
そう言って忍ちゃんがカマンベールをもらった。どういう論理だかは不明。
そのあと、パン売り場に行くと、高級イチゴジャムパンとふわふわジャムパンが
おつとめ品セールの箱の中に入っていて、二割引だった。おもわず、その二つをカゴに入れる。
「わーい」といいながら、慶ちゃんと剣ちゃんがその高級ジャムパンをもらう。
「あら、まちなさい、高級ジャムパンといえば私がもらうべきものじゃないの?」
忍ちゃんが不満げに言う。
「だったら、そのカマンベールと交換してあげてもいいよ」
慶ちゃんが言った。
「だまらっしゃい!このカマンベールは絶対にゆずらないわ!オーストリアの誇りにかけて!」
ばーん!と言い放つ忍ちゃん。ちなみに、忍ちゃんとオーストリアは全然何の関係もありません。
ときどきマリーアントワネットゴッコしてるけど。
「しょうがないなあ、今日はイチゴもらったから、高級ジャムパンとUCCコーヒー缶とかえてあげるよ」
そう言って慶ちゃんはジャムパンと缶コーヒーをかえてあげた。
「ちょっとまってよ!何で忍ちゃんだけ得してんの?剣ちゃんもUCCの缶コーヒーを交換してよ!」
剣ちゃんが怒る。(UCC缶コーヒーおいしいのに)
「しょうがないなあ、はいこれ」
そう言って慶ちゃんはUCC缶コーヒーを剣ちゃんに渡す。
「はいはい、これがほしかったんだよねーUCCの缶コーヒー、かわりにふわふわジャムパンをあげるねって
ちがうだろうがー!」
剣ちゃんはのり突っ込みという高度なお笑い技をくりだしてくる。
「あははは、剣ちゃんおもしろーい」
慶ちゃんはのん気に笑っている。
結局、剣ちゃんのコーヒーは交換しませんでした。
そのあと、お菓子売り場に行って、八つ橋を買いました。
これは178円して、ちょっと高いです。
これを剣ちゃんにあげました。
「わーい!わーい!これで私も京美人だー!」そう言って剣ちゃんが喜んでました。
忍ちゃんにはましゅまろ、慶ちゃんにはぼんちあげを買ってあげました。
すると、慶ちゃんが目を丸くして驚きの声をあげました。
「大変だよ!これ見て!」
慶ちゃんはぼんちあげの袋を指さす。
慶ちゃんが指をさしたところには「ヒガシマル醤油使用!」と自慢げに書いてある。
なんか、どうでもいい情報。
「どうでもよくないよ!ヒガシマルだよ!ヒガシマル!東に丸だよ!」
慶ちゃんだけが一柱で盛り上がっていた。
そのあと、晩飯用にのり弁当を買って明太子のおにぎりとおからを買いました。
のり弁当は慶ちゃんがもらって、明太子のおにぎりが剣ちゃん、おからが忍ちゃんの
ものになりました。
「慶ちゃんだけ高いもの買ってもらってずるいわ!」
忍ちゃんが不満顔で言う。
「ヒイキまーん!ひいきまーん!すきすきー!」と昔の秘密のアッコちゃんのエンディングの節で
剣ちゃんが歌う。
いや、べつにそんなつもりじゃなかったんだけど。
とりあえず、みんなに均等にお買い物を割り振ってレジに向かう。
忍ちゃんと剣ちゃんはちょっとふくれていて、慶ちゃんはすこし気まずそう。
慶ちゃんが悪いんじゃないのにねえ。
私は地下の食料品売り場から上にあがり、近所の薬局に入って、そこでぼんたんアメを二つかって、買い物袋に
入れた。
「忍ちゃんと剣ちゃんにこのボンタンアメをあげるよ!」
慶ちゃんが言った。
「そしたら、慶ちゃんが一つたりなくなるけどいいの?」
聞くと慶ちゃんは満面の笑みで私を見た。
「慶ちゃん、物もらうより、みんなの笑顔を見たいよ!」
「えらいねー慶ちゃん」そう言って私は慶ちゃんの頭をなぜた」
「何よ、私たちががめついみたいじゃない!」
怒って忍ちゃんが私の足に蹴りを入れる。
「ヒイキマーン、ヒイキマーンすきすきー!」といいながら剣ちゃんが怒る。
「じゃあ、これ、慶ちゃんにあげる?」
そう言って渡しは二柱の前にぼんたんアメをちらつかせる。
「しかたないわね、今回は慶ちゃんの顔を立ててもらっといてあげるわ」
そう言って忍ちゃんはアメをもらった。
「わーい!アメもらったー!」
剣ちゃんはアメをもらうと機嫌が直った。
みんな素直でかわいい。
みんな大好きだ。

ダブル莓

今日は近所のスーパーの創業祭です。
いちごのさちのかが二パックで689円だったかな。
かなり粒の大きい良質のものだった。
お買い得だったので買い物かごに入れると、早速忍ちゃんがそれに手を伸ばす。
しかし、その前に慶ちゃんが立ちはだかった。
「忍ちゃんは最近章姫をよくもらってたじゃん!」
「しかたないわね」
そう言って忍ちゃんは手を引っ込めた。
結局、慶ちゃんと剣ちゃんがイチゴをもらった。
剣ちゃんは久々のイチゴで大喜びだ。
そのあと、フジッコのおまめさんを買う。
「剣ちゃん、あなたの好きなお豆さんがあるわよ、イチゴと交換しない?」
忍ちゃんがやさしげに言う。
「今日はイチゴがいいよ!イチゴひさしぶりだもん」
剣ちゃんは断った。
「あらそう」
忍ちゃんはちょっと残念そうだった。
そしておまめさんをもらった。
そのあと、チーズ売り場を通りかかったので、今日はちょっと奮発して
QBBのチーズデザートナッツを買ってあげた。
これは忍ちゃんの大好物だ。
「あら、わかってるじゃない」
まんざらでもない感じで忍ちゃんは喜んでいた。
剣ちゃんにはクリームチーズ、慶ちゃんには裂けるチーズを買ってあげた。
そのあとは、慶ちゃんいわらびもち、剣ちゃんにはレーズンパンをかってあげた。
そして、おにぎり二つとたこ焼き。
おにぎりのうち、梅味は忍ちゃんがもらって、焼きたらこ味は剣ちゃんがもらった。
レジが近づいてくる。
「あら、今日は私がぼっちかしら、私が一つ少なくしか買ってもらえないのかしら」
そう言いながら忍ちゃんがそわそらしてすこし不安そうな顔をしている。
かわいそうなので、忍ちゃんの好物のマシュマロをカゴにいれてやった。
「やっぱりセレブにはマシュマロね」
そう言って忍ちゃんが喜んでいた。
「マシュマロと言えばゴーストバスターズだよ!」
剣ちゃんが叫んだ。
意味はよくわからない。
こうして、仲良く買い物は終了した。
最近思うのだが、
忍ちゃんは水系の精霊だと思うのだ。
それで頭がよくて、気位が高くて、毒舌で、はっきり物事を言う。
理屈が通らないことが嫌いで、何かを非合理的に盲信してしまう人間とかが嫌いみたいだ。
だから、霊的な存在なのに、新興宗教とかやってる人が大嫌いみたいだ。
そういう所は意外だな。霊たちにとってはそれは意外どころか当たり前のことらしく
「何も入っていない木の虚に頭を突っ込んで念仏を唱えている馬鹿ほどみっともないものはないわ」とか
言ってる。
まあ、この子たちの価値観なんだろう。
慶ちゃんはお花の精霊みたいな感じで、
性格的にあは明るくてとってもやさしい。
私によくかまってくれるし、気もつかてくれる。
この前、木の枝を切られたときにはかなり怒っていた。ごめんね、でも、
あれは切らないといけなかったんだ。
性格はアバウトで、細かいことは気にしない。
でも、実は正義を振りかざすような人間は嫌いみたいだ。
大義名分を振りかざし、他人を見下したりして悦に入ってるような人間。
それから怒っている人間もあんまり好きじゃないみたい。
格闘ゲームとかもあんまり好きじゃ無いみたいだな。
楽しいこと、遊びが大好きみたいだ。
正義を振りかざすのがキライってのは
陰陽五行の木と金の関係にも由来するのかなと思った。

剣ちゃんいついては、火の精霊だとは思っていたが、
意外なことに文学に精通した精霊さんみたいなのだ。
芸能とか技芸とかそういう分野に精通した精霊だと知って、
意外だと思った。炎系の神様といえば加具土命という
神様がいるが、この神様も剣とか道具を作り出す神様だったな。
それで、忍ちゃんは井戸、慶ちゃんはお花と、だいたい
発祥の地が分かってたんだけど、いままで剣ちゃんがどこから
来たのか分からなかった。でも
今日、三月二十五日、休天神という天神様のお祭りをやってたんだけど、
ここのお祭りは藁をつみあげて、その中に人型の紙を入れて焼くんですね。
これをみて、やっと剣ちゃんがどこから来たか分かった。
おそらく、忍ちゃんは氏神様の手水鉢の水源が天然の井戸だから
そこが力の根源になっているんじゃないかなあと思っている。
慶ちゃんに関しては、最近、氏神様にお花の精霊を祀っている花心塚というものが
あるのを発見して驚きました。
こんなところにあるんだと思って。
そして、今日、そのお祭りをみて、剣ちゃんはここからやってきたのかなあと
思いました。

牛乳大王

このまえ慶ちゃんが
牛乳大王の和風鮭炒飯が食べたいと言っていた。
特に好きなのが西瓜汁と木瓜優酪乳だそうだ。
ここらへんには無いチェーン店だな。
誰かにつれていってもらったんだろうか。

ちなみに剣ちゃんは百果園の眉山莓が好きなんだそうだ。
百果園って聞いたことないけど眉山って事は徳島かどっかだろうか。

忍ちゃんは庄豆花園の黒糖ゼリーの生姜汁が好きらしい。暖かいやつ。
なかなか渋いな。


そんあ話をしていると慶ちゃんが釈迦頭を食べたいと言い出した。
釈迦頭なんて聞いたことなかったよ。そんな食べ物があるんだな。

あたぼうよ!こちとら江戸っ子でい!(嘘)

久しぶりに父とスーパーに買い物に行きました。
最初にイチゴ売り場にいくと章姫が売っていた。
長細くて、酸味の少ないイチゴだ。こえは忍ちゃんの好物なので、忍ちゃんがもらう。
次にプチトマト。
これは慶ちゃんがもらう。そのまま、お豆さん売り場を通り抜けて生鮮食料品売り場へ向かう父。
「剣ちゃんのがないよ!剣ちゃんぼっちだよ!」
剣ちゃんが叫ぶ。そのとき、父は思い出したようにお豆売り場に戻った。
「あ、これ買うの忘れてた」そう言って黒豆のお豆さんを買う。
「やったー!」剣ちゃんが喜ぶ。
そのあと、カップラーメンが売ってたので一個買う。
慶ちゃんたちはカップラーメンはもらわないけど、カゴの中に入ってカップラーメンの上をたたいて
口で「ぼぼんがぼんがぼんがぼんが!」と叫びながら太鼓の代わりにしてあそんでいる。
「麺がくずれるからやめろよ」と言っても、調子に乗ってやっている。
次にチーズ売り場に行くがそこは素通りしてお菓子売り場に行く。
そこでぼんち揚げを買う。
ぼんち揚げは揚げ物が好きな慶ちゃんがもらう。つぎにマシュマロ。これは忍ちゃんの好物だ。
「またしても私がぼっちだよ!剣ちゃんはいつもぼっちだよ!なんで?なんで?」
怒って剣ちゃんが叫ぶ。
別に剣ちゃんをのけ者にしてるんじゃなくて、おっとりしてて、選ぶのに時間がかかるので、
先に慶ちゃんや忍ちゃんがほしいものをとってしまうだけなんだけどね。
父はそのままお菓子売り場を出て行こうとする。剣ちゃんはちょっと涙目になっている。
「あれ、いつも、これ買ってたんじゃなかったっけ」
私が独り言のように言うと父は立ち止まる。
「ほら、このピコラっていうイチゴ味のお菓子」
「ああ、そうだったね」
そう言って父はピコライチゴ味をカゴに入れた。
これは剣ちゃんの好物だ。
「やったー!」剣ちゃんは大喜びしたあと、私の足にだきついてきた。
「ありがとね!」
ちょっとほっとした。
そのあと、イチゴジャムパンを2個かったが、一つは忍ちゃんがとり、次に慶ちゃんが手をのばそうとしたら
少し躊躇して剣ちゃんの方を見た。慶ちゃんも気をつかっているのだ。
「これ、剣ちゃんにあげるよ!」そう言って慶ちゃんはイチゴジャムパンを剣ちゃんに譲った。
「ありがとー!」剣ちゃんは喜ぶ。
次に缶ジュース売り場でコーヒーが59円で売ってたので、父が二つ買う。
次は慶ちゃんの番だけど、慶ちゃんはこれを受け取らない。
「これもみんなにあげるよ!」
「えーでも、それだと慶ちゃんがみんなより二つも少なくもらわないことになるよ」
心配そうに剣ちゃんが言う。
「大丈夫だよ、慶タンばっかりいい思いしてもだめだからね」
ああ、慶ちゃんもちょっと気にしてるのかなと思うと、ちょっと気の毒になった。
自分では慶ちゃんばっかりエコヒイキしてるつもりはなかったんだけど。
でも時々、剣ちゃんが私のことを「ヒイキマン!」と呼ぶことがある。
ペプシマンのcmの音楽を口ずさみながら「でってーれてれでってーれてれ、ヒイキマーン!」
とか言ってる。
でもね、慶ちゃんは本当に私に対して好意をもってくれているので、ついついかわいくなっちゃうんだ。
父は気前よくお菓子を買うので精霊たちは父が好きで、父を見つけると、「ぱぱしゃ~ん!」と
叫びながら走り寄っていく。慶ちゃんもごたぶんにもれず「ぱっぱしゃ~ん!」と言って寄っていくが、
しばらくして立ち止まり、ちょっと躊躇したあと、私の方を振り返り「大好き~!」と言って
慶ちゃんだけ私にしがみついてきたりすることがある。すごく一途なところがあって、
だから、かわいいなと思ってしまう。忍ちゃんも剣ちゃんもかわいいし、平等にあつかわないと
いけないので、気はつけてるんだけどね。
そういう日頃の事があるので、慶ちゃんは今日は遠慮してるみたいだ。
父はそのままレジに向かう。慶ちゃんは自分だけ二つも少なくしかお供物がもらえなくて、
ちょっと涙目になってるけど、我慢して唇をかんでいる。
ふと、父が立ち止まった。
「あ、そういえば、おまえ、いつもチーズ買ってなかったか」
父は私の方を向いて言った。
「あ、そうだね、買ってるね」
「じゃあ、ここで待ってるから買ってきなよ」
父がそう言った。
「分かった」
そう言って私はチーズ売り場に向かう。
慶ちゃんもそのあとについてくる。
チーズ売り場にいって、慶ちゃんの好きな雪印のクリームチーズを手に取る。
「うおっ!すごいよ!」
慶ちゃんが声をあげた。
何かと思って見てみると、実は今日はサービスで同じ値段で、2個多くオマケで入っているのだ。
「やったー!慶タン大勝利!」
慶ちゃんは喜んで飛び跳ねた。
「でも、まだみんなより1個すくないね、」
私がそう言うが慶ちゃんは満面の笑みを浮かべている。
「いいよ!コーヒーはみんなにあげるよ!慶タンは気にしないよ」
「えらく気前がいいね」
「あたぼうよ!こちとら江戸っ子でい!」
胸を張って答える慶ちゃん。
江戸っ子ってのは嘘だけどね。
2つオマケをもらえるというサプライズがあったので、
それだけで慶ちゃんは満足してしまったようだ。
私がクリームチーズをカゴにいれると、父はそのままレジに向かった。
結局、慶ちゃんはみんなよりもらえる量が1個すくなかった。
「その代わり、次に優先的にもらえるのは慶タンだからね」
慶ちゃんが言った。
「わかったわよ、好きにしなさい」
忍ちゃんが言った。
ところが、そのあと、父は薬局に入っていったのだ。
「あら、よかったわね、慶ちゃん、お父様はにがーい、にがーいお薬を買うみたいよ。
慶ちゃんはこれを必ずもらわないといけないのよ」
忍ちゃんは目を細めて少し意地悪そうに笑った。
「いやだよー!苦いの嫌だよー!」
叫びながら慶ちゃんがのたうちまわる。
えらく大げさだな。
しかし、父は薬局のレジ前の棚にあるボンタンアメを手に取ると、それを二つとってレジに並んだ。
慶ちゃんは目を丸くする。
「アメちゃんだよ!苦いお薬じゃないよ!」
そう言って、ぴょんぴょんとその場で跳ねた。
「あらあら、よかったわね」
そう言って忍ちゃんが笑った。
「でも、パパしゃんは2個買ったよ、もう1個はだれがもらうの?」
慶ちゃんは忍ちゃんと剣ちゃんを見た。
「あら、江戸の女は宵越しのお菓子はもたないのよ」
忍ちゃんが言った。
いつから江戸の女になったんだ忍ちゃん。
「剣ちゃんはカウボーイだからアメちゃんは慶ちゃんにあげるよ!」
剣ちゃんが言った。
言ってることが色々破綻してるけど気前のいい剣ちゃん。
「ありがとねみんなー!」
慶ちゃんは喜んで走り回った。
今日は慶ちゃんはみんなに親切にして、
一歩ゆずっていたので、忍ちゃんも剣ちゃんも
慶ちゃんが一つよぶんにお菓子をもらっても誰も文句を言いませんでした。
めでたしめでたし。

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