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頭の中の池内慶

空想ファンタジーブログです。 私と脳内タルパたちの愉快なヨタ話。

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西瓜ゲットだぜ!

ずいぶんまえからスーパーの果物売り場にスイカが並んでいる。
でも、いままでイチゴをよく買っていたのであんまりスイカは買ってなかった。
家族3人ではひと玉スイカを買っても食べきれずに腐らせてしまうことになる。
そこで、カットスイカである。
今日はおいしそうな6分の一カットスイカがあったので、買い物かごに入れた。
「スイカゲットだぜ!」
慶ちゃんがさっそくスイカをゲットした。
そのあと、甘栗をカゴにいれる。
「やった!甘栗げっと……」
「たっち」
横から剣ちゃんが手を出して甘栗にタッチした。
「なにやってんの!甘栗は慶タンのでしょ!」
慶ちゃんは怒る。
「だって、順番だから」
剣ちゃんは言った。
「甘栗ほしいなら、スイカと交換してあげなよ」
私がそう言うと慶ちゃんは頬をふくらました。
「やだよ!初スイカは慶タンのだよ!」
「じゃあ、あきらめなよ」
私は言った。
つぎ、チーズ売り場。
「むきょー!裂けるチーズだよー!、この前はクリームチーズだったから今日は裂けるちーずだね!」
そう言いながら慶ちゃんはぴょんぴょん跳ねた。
「カマンベール」
忍ちゃんが冷静な声で言う。
「何言ってんだよ、忍ちゃん、今日は裂けるチーズだよ、この前忍ちゃんの好きな
キリーのクリームチーズ選んでもらったじゃない」
「あら、でも順番が私だから、ほほほ」
すました顔で忍ちゃんが笑う。
「しょうがないなあ、慶ちゃん、忍ちゃんにスイカとチーズ交換してもらう?」
「いや」
忍ちゃん即答。
「むきゅおー!」
慶ちゃんは怒って片足ケンケンしながら円運動で怒りの踊りを踊る。
しばらく慶ちゃんの怒りが収まらないので私はスルメ売り場でちょっとお高い
やわらかイカ焼きをもってきて慶ちゃんの前にさしだした。
「これやるから落ち着けよ」
それを見て慶ちゃんは目を丸くした。
「うおっ!スルメがやわらかいよ!やわらか~やわらか~」
そう言って怒りの踊りをやめて柔らか踊りを踊り出した。
「ちょっと、慶ちゃんだけじゃなくて私たちにも何か買いなさいと」
忍ちゃんが催促する。
しかたないので、剣ちゃんにアップルジュース、
忍ちゃんにふくれっこプチを買ってあげた。
ふくれっこプチは丸い形をして中に空気が入っているピンポン球くらいの
大きさの醤油味のオカキである。
「あら、久々の和風ね……」
そうつぶやく忍ちゃんの姿がみるみる和服にかわってゆき、
床はいつのまにか石畳に。
「こいはん!まっといておくれやす、ワテは必ず一人前の板前になってこいはんをむかえにきますよってに!」
大声で慶ちゃんが絶叫する。
「包丁いいぽん、さらしにまいて~」
剣ちゃんが歌い出した。
まためんどくさい小芝居をはじめやがった。
「はいはい、おひらき、おひらき」
長くなりそうなので、私は強制的に小芝居をやめさせた。
買い物がすんでレジを出ると、乳母車に赤ちゃんがのっていて、手におもちゃのマイクをもっている。
赤ちゃんと慶ちゃんの目があう。
赤ちゃんは笑いながら慶ちゃんを見て、マイクをさしだす。
やばい、この子、慶ちゃんが見えてる。
「でーおーいーえす、いえろさんぶまりん!いえろさぶまりん!せんすいかん!」
あやふやな歌詞で慶ちゃんがイエローサブマリン音頭を歌い出した。
やばい、周囲には見えてないはずの慶ちゃんたちの存在がばれてしまう。
私は慌てて慶ちゃんの首ねっこをひっつかんで、ずるずる引きずりながら
その場を立ち去った。
「まって~」
「ちょっとまちなさいよ」
剣ちゃんと忍ちゃんもあわてて後ろをついてきた。

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