空想ファンタジーブログです。 私と脳内タルパたちの愉快なヨタ話。
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池内慶が友たちとお茶を飲んでミカンを食べている。
当然、こいつらは現世の食べ物は食べられない。
精神エネルギーなので、神棚や仏壇に供えたられた霊的供物しか食べられない。
今朝、うちの母が仏壇に供えたお茶とミカンを勝手に食っている。
ふざけんなよコラ!
友達はショートカットで少しホリが深い。どうみても男だ。
紺色の和風の着物を着ているのだか、マツケンサンバのようなキラキラのラメが入っている。
私についている地霊はどれも女だから、これはどっかから逃げてきた奴だなと思った。
「それでねー、私んとこの京子たらさあ、5人の男から同じ高級時計貢がして、
4個は大須のコメ兵で売り払うんはえーんだけどさあ、そのお金で高級フランス料理食いにいったりするで
いかんわ。誰のおかげで、でりゃあ男にモテとると思っとるん。鏡の精霊の私がおるからこそ、
それだけモテとるんだで、鏡に映る高級ネックレスとかダイアモンドのピアスとか一番最初に
買うんが筋というもんだがね。」
などと話している。
「だよねー、景明ちゃんはモテモテだもんねー。」と言いながら池内慶がお茶をズルズルすすっている。
「おい、どこから来た、オカマ。」私がその鏡の精霊らしきモノに問うと、そいつは私の方を
向き直って「あんたもオカマねー。」と言った。
「イヤ、俺はオカマじゃねーし。」と言うと、相手も「ワタシもオカマじゃないわよー。」と言った。
しばらくそれを横で眺めていた池内忍がぼそっと言った。
「そいつに何文句言っても、同じこと言い返してくるだけだから時間の無駄だぞ。」
なんか、ムカつく。
「あら、女が男にモテる秘訣は殿方と同じことをいうことなのよー、
男の人が車がスキーって言ったら私も車スキー、映画が好きだって言ったら映画スキー、
そしたら男はイチコロよ!」
そう言いながらオカマチャンは私に向かってウインクしてきた。
背筋にゾゾケが走った。
「すごーい!景明ちゃんカッコいー!」そう言いながら池内慶がパチパチ手を叩いた。
オカマの景明は話を続けた。
「それでねー、アクセサリーも買わんで良いもんばっか食うもんで、京子肥ってまってさあ、
こりゃ男を引っ掛けれんわと思って出てきちゃったわけー、どっかに美人で厚かましい女
いないかしらー。」
景明がそう言うと池内慶が池内忍を指差した。
「ハーイ!忍ちゃんが美人で厚かましくってお勧めです!」
それを聞いて、景明は少し目を細め、小さなため息をついた。
「ハァ、精霊は人から見えないから駄目よ、それに貧乳ってマニア向けだから男の頭数がそろわないのよねー。」
「そっかー、あはははー!」「そうだよー、うふふふー」
池内慶と景明は爽やかに笑った。
「お前ら、しまいにブチ殺すぞ・・・・・。」
池内忍が押し殺すように言った。
これは係わらないほうがよさそうだ。
騒ぎが大きくならないうちに、私は部屋を出た。
影明ちゃんの元の主は名古屋嬢ですか~!
慶ちゃんも色々お友達がいそうですね(^^)