空想ファンタジーブログです。 私と脳内タルパたちの愉快なヨタ話。
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珍しい客人。
イリュージョンを見せるのがいる。
私の部屋の南側の窓。
すりガラスで外は見えないのだが、そこに仙人の住む霊山を映し出す。
剣のように切り立った山の頂上に白髪で長いヒゲをたくわえた老人が座禅を組んでいる。
ただ、沈黙して座禅をくんでいる。
ただひたすら。どんどんその映像がこちらに迫ってくる。
「突っ込んでほしいんだろ。」振り向きざまに私が言うとその仙人は黙っている。
しかたないのでパソコンを立ち上げて、色々書きものをしている。
「お若いの、なぜこんなところまで来なさった。」仙人が口を開く。
「いや、俺の家だよ」私が答える。
また、しばしの沈黙・・・・・・・・。
カタカタと私がパソコンのキーをたたく音だけが静寂の中に響いていく。
「ふぉっふぉっふぉ、どこまでそのやせ我慢が続くかの、若いの。」
仙人がまたちょっかいを出してくる。
「やせ我慢とかしてねーし、とっとと帰れよ。」
そう言ってやると、仙人は少し体を小刻みにふるわせて、
「バ、バーカ!」と精いっぱい震えた声を出して消えていった。
まあ、だいたい、仙人とか大天使とか年食ってそうなものに化けるのは
まだ若い妖精だ。
年取ってる奴ほど省エネで体を知っさくして若づくりして出てくる。
そんなもんだ。
あとで池内慶が名前を教えてくれた。
田中各(でんちゅうかく)まだまだ修行がたりんの、ふぉっふぉっふぉ。
これは飽きませんね~!!
仕事やりにくいとは思いますが・・^^;;