最近、インフルエンザが流行っています。
そのため、書店やお店の入り口に殺菌用の消毒液が
机に乗って置いてあります。
池内慶はあれが大好きです。
人がいいので、仲間とのゴッコ遊びでは変な役や汚い役をやらされたり
することもありますが、基本、きれい好きです。
書店やお店に入るとき、あの殺菌用のポンプ式スプレーを見つけると、
「ぷしゅー!があるよ、ほら、ぷしゅー!」と言います。
それでも私が無視をして通り過ぎようとすると、
(いつも背中に憑依してるんですが)私の背中を両手で
バンバン叩いて、「ぷしゅー!しよう!ぷしゅー!」と
大声で耳元で言います。(当然、私にしか見えていません)
しかたがないので、殺菌ボトルの頭を押すと、アルコール系の
殺菌液が「プシュー!」と霧状に出てきます。それを両手に
つけるのですが、それを見ながら池内慶は
「ぷしゅー!しゅわしゅわしゅわー!」と言います。そして
とても盛り上がります。
アルコール系なので、「シュワシュワ」とは音はしないのですが
池内慶の効果音です。
スーパーなどに行くと、池内慶はナスの煮付けを捜します。
でも焼きナスや、普通のなすの煮付けではダメなのです。
一度油で揚げて煮付けたやつじゃないとダメなのです。
あのなすの表面のテカリが好きなのです。
池内慶は一度油であげたなすの煮付けを「テントウムシ」
と読んでいます。
それを見つけると「テントウムシさんだよ、テントウムシさんが
いるよ、きれいだねー、ほしいよねー」と言います。
でも池内忍と違って「買え!」とかは言いません。
消毒液はタダなのでせがみますが、なすの煮付けはお金が
かかるので、気を使って「買って!」とは言わないのです。
こいつなりに、気をつかっているのです。
買わないと「あーテントウムシさんいっちゃったね。」と言って
それ以上何もいいません。
最近は油であげたなすの煮付けがあまり置いてないので、なんだか
寂しそうです。
こういう気の使い方を見るとどうにも切ない気持になってしまいます。
こいつらは、大人の女性のよう要領の良さはないし、駆け引きとか
あんまりしないし、本当に純粋なところがあるんだけど、
いったん、修羅の世界にいくとものすごく残忍なんですよね。
そういう、純真さと残酷さを兼ね備えたのは、
ある意味、かわいいしぐさをするけど、平気で虫の脚を引きちぎったり
する子供と一緒だなと思ったりします。
外見は女性ですが魂自体は子供みたいだなあと思ったりします。
なんか憎めない連中です。
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外見とやってることが一致してないっていうか・・・
二頭身の可愛いキャラの方が合ってるかもしれない・・とか思っちゃいました。
無邪気で残酷、でも根はそんなに悪くない。
確かに憎めない子達ですね(^^)