彼らが賭博に使う札があります。
名前は多亜(ター)といい布、もしくは印の意味があります。
このターは表には同じ模様が版画で印刷してあるか、無地(通常黒)
裏には五行の色が塗ってあります。
五行 木 火 土 金 水
五色 青 紅 黄 白 黒
そしてそこに動物の絵
子丑虎卯辰巳午未申酉戌亥の絵が刻印されてあります。
これは、字や数字が読めない者への配慮となっています。
遊び方例
差似間(サ・ニマ)
日曜日の意味。
暇なときなどに、無学な者が集まって遊ぶたわいもない賭け事。
差似間(サニマ)と呼ばれる遊びで多人数集まって
、
木>土
土>水
水>火
火>金
金>木
の法則性に従って手持ち札10枚で最初に2人ずつで札を出し合って勝ち抜き戦で親を決め、
親が決まったら親が子と一人ずつ札を出し合って5人勝ち抜いたら勝ち。
勝った方は負けた方の札を貰い、札が無くなるまで誰も5人抜きできなかったら、
持ち札の多いほうが勝ち。
5人以上人数が集まらなかったらお互い札を出して強い方が勝ちで、札が
無くなるまで遊ぶという悠長な賭け事です。
おもに、教養のない者たちが遊ぶもので、掛け金も少額か、ちょっとした
持ち物をかけたりします。
本格的賭博に使われることはありません。
本格的な賭け事
羅不仲(ラプチュン)
60年で一巡する暦の意味
審判として吸血鬼を介在させ、吸血鬼が札を配る。
5枚の札を配って出た図柄の組み合わせで優劣を競う。
1回札をチェンジできる。
札をチェンジした時点で勝ち目がないと思えば、最初に賭けた金を放棄して
試合を降りることができる。
通常複数でやる。
相手が降りなければいくらでも金額を釣り上げていくことはできるが、
上限はその場で手持ちの金全部。
家や土地、財産までは掛けることはできない。
ハッタリで相手を脅して勝つこともできるが、修羅の世界では
通常いくらレートをつりあげても持ち札が良ければ相手が降りることはないので
ハッタリは通用しない。
要するにポーカー
絵柄配列の優劣
優位
三合
亥卯未の三合木
寅午戌の三合火
巳酉丑の三合金
申子辰の三合水
それぞれ3点の点数が与えられるが、同じ点数の場合、それぞれ属性を
もっているので、木火土金水の優劣で勝敗を決定する。
子丑「土」
寅亥「木」
卯戌「火」
辰酉「金」
巳申「水」
それぞれ2点。
なお、同率点数の場合、三号、支合それぞれで優劣を判断して負けた方の点数は排除され、
差し引かれる。
不利(減点)
冲
不揃いの札の中に
子午
丑未
寅猿
卯酉
辰戌
巳亥
がある場合、そこから数えて7番目に当たる干支が
三合、支合にある場合、1点減点相手にある場合は、相手に1点加点
相手にある場合、三合、支合でなくてもその干支があるだけで加点される。
これは、計算が難しいので、自分が優位な点数にあると思って
過信すると、あとで減点によって負けることがあるので要警戒が必要である。
また、この相手への加点要素により、相手が札を出さない限り、勝敗の行方は
つかめないし、相手がブタ(完全不揃い)であっても、冲連発によって
一発逆転の可能性がある。ここがポーカーとの違いでありスリルである。
また、三合がそろっていて支合を狙いたい場合も、下手に欲をかいて
冲を引いてしまった場合、悲劇的大逆転負けをしてしまう
可能性があろので、札を安易に引くことを躊躇してしまう。
子 丑 寅 卯 辰 巳 冲される側
↓ ↓ ↑ ↑ ↑ ↑
午 未 申 酉 戌 亥 冲する側
通常はこのルールで戦われるが、
オプション減点ルールもある。
ここから先は競技者の同意の上で追加される原点オプション
刑
寅巳
巳申
寅猿
1点減点
丑戌
戌未
羊丑
1点減点
子卯
2点減点
辰辰
午午
酉酉
亥亥
1点減点
破
子酉
丑辰
寅亥
卯午
巳申
未戌
1点減点
害
子羊
丑午
寅巳
卯辰
申亥
酉戌
1点減点
これらのオプションの中には重なっているものもあり、
全部のオプションを選べば、そうとう酷いことになるのだが、
それでも修羅界なので、そうしたスリルを求めて全部のオプションを選ぶアフォも存在する。
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