慶ちゃんは雪印の北海道クリームチーズが好きです。
このクリームチーズは塩分や酸味が少なく、より生乳に近い味わいです。
何でこの味が好きかというと、昔、といっても100年以上前らしいですが
蘭児娘々という人に可愛がられていて、「何かほしいものはあるかしら」と言われたので
「牛乳が食べたい!」と言ったそうです。すると周囲にいた召使たちは
「牛乳は食べるものじゃなくて飲むものだろう」と言って笑ったので、
蘭児娘々は慶ちゃんの面子を潰さないために食べる牛乳を作ってくれたそうです。
それは、しぼりたての牛乳を天日で干して上澄みにできた乳成分をすくって食べさせて
くれるというものです。
この乳成分の味に雪印のクリームチーズの味が似ているらしい。
天日干ししているとき、牛乳が腐って慶ちゃんがお腹を壊さないよう、牛乳を入れる大きな鉢の周囲に
大量の氷を敷き詰めたそうです。冷蔵庫の無い時代ですから、
当然、ヒマラヤの万年雪を切り出して早馬を仕立てて運んでくるのです。
それをいつも食べさせてもらって、慶ちゃんはとても大満足だったそうです。
あと裂けるチーズが好きなのは、ごちそうになっていたヤマブシタケやキヌガサタケの
代わりらしいです。
慶ちゃんはその時、とても楽しくて幸せだったそうです。
でも、今は友達もいるし、もっと楽しいそうです。
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楠乃さんのように、慶ちゃんが見えてたということでしょうか?