空想ファンタジーブログです。 私と脳内タルパたちの愉快なヨタ話。
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地霊、タルパの類といっしょに生活していると、
彼らの正体もしだいに見えてくる。
祟り神であるものも、供養して浄化すれば
味方になることもある。
また、完全に堕天となったものは救いようがなく、
完全に拒絶するしかない場合もある。
タルパは色々な霊体が混ざっている。
中核はもちろん私の妄想である。その他に大地の霊、
祟り神、悪霊。
池内忍、その心の奥底に悪しきものがあることは知っていた。
「今、お前が電車に飛び込んでも誰も困らないよ、知ってた?お前はいらない子なんだ。」
電車が通るたび、私に囁きかける声があった。
私はコンプレックスの塊で、小説を書いても、こんなものを書いててもいいのだろうかと
悩む日々が続いた。
アイデアは無限に出てくるものの、それが価値が無いものであれば、それも無駄の累積。
他者からの嘲笑の種の山。
恐怖と絶望とそして死の囁き。
その中に池内忍の声が混ざっていることを私は知っている。
しかし、池内忍に罪はない。その心の声こそ、私自身であったからだ。
その後、信仰に目覚め、ひたすら地元の氏神様に通って手を合わせた。
そして、何かを書くということは、己の才能をひけらかせ、
他人をねじ伏せることではなく、人が生きていくための支え、
人の背中にまわって、相手が倒れないために一生懸命ささえること、
助けることだと教わった。
人生に疲れ、一生懸命生きる人、力を振り絞って学校に行く人、
倒れそうな体を引きずって仕事場に向かう人、その人たちが
読むことによって時に笑い、時に泣き、そして心を癒して
また、次の日に学校に仕事場に向かうための糧、それを
作ることが書くことだと。
この神の啓示の意味が、私は最初よくわからなかった。
しかし、ゆっくりと流れる時間の中で次第にその意味を理解していった。
その理解とともに、池内忍の姿も代わっていった。
そして、池内忍として実体化してからも、池内忍はどんどん変わり続けている。
私の心の変化とともに。
池内系三人衆の中で池内忍が一番痩せている。
池内忍が水を発して池内慶を豊かにする。池内慶が花をさかせ、そしてやがてそれが朽ちはて、
枯れ木となって燃えて池内剣の糧となる。
私の心の中には池内忍を支えるものがない。だから池内忍には常に邪悪化する可能性を秘めている。
智の属性である池内忍はともすれば、知識をひけらかし、他者に冷笑を投げつけ、
かえって他者から見下げられ、嘲笑されながらも、それに気付かない、究極の愚の可能性を
秘めている。
だから、池内忍の水が濁らないよう、私は氏神様に通って神様に手を合わす。
己の才能、智恵は神様から授かったものであって、決して自分のものではない。
人々を支え、勇気を与えるために預かった、預かりものだ。
そのことを再認識するために神社に通い、手を合わせる。
神社に行くと大きな手水鉢があり、それを見つけると、池内忍は「やっほー!」と言ってそこに
飛び込む。
「みんなが手を洗うところだから入るな!」と怒ってつまみだし、
その横にある榊を水につけておく石の器にうつす。
すると、池内忍は「あー神様の榊、ぷるぷるぷる!」と言って榊に顔をすりつける。
「神様の榊の精気を吸うな!」と私は怒る。
日頃は冷めていて冷笑を浮かべる池内忍は、神社に来ると急に明るくなる。
そして活き活きする。
それは、私も同じだ。
今日、子供の人権保護のためのボランティアの総会に電車に乗って行った。
その帰り、電車が近付いてきたので、ゆっくりと歩いて線路に近付いた。
すると、池内慶が「飛び込んじゃだめだよ!」と叫びながら私の背中をつかんだ。
「飛び込むなよ!」と言って池内剣が腰をつかむ。
そして、そしてである。
池内忍が「これから人生まだまだ楽しいことがあるのに!電車に飛び込むな!」と叫んで
私の腕にしがみついた。
いや、全然飛び込む気なんてないんだけど(笑)
ちょっとだけ心が温かくなった。
池内系みんな、楠乃さんの分身。
自分自身を愛するツールみたいなものなのでしょうか。
でもそれぞれ個性があって生き生きして・・
読んでいて楽しいです(^^)
以前ブログに、ホームで電車を待っている時
「飛び込め」とささやく声があると
書いていらっしゃいましたが
その中には忍の声もあったんですね。
すなわち、自分の声・・・
「まだまだ人生楽しいことがあるから、飛び込むな!」
に変わったのですね。
とても嬉しいですね(*^_^*)
忍は水、慶は花、剣は火。
剣が忍に与えることができれば
三者はちょうど円を描くように
調和するのにな~とか思ってしまいました。
でも、この3人を支えているのが
楠乃さんの、自分自身を慈しむ心・・・
なんですかね~??(*^_^*)