この前、慶ちゃんだけお菓子が無くてすねていたんですが、
新しく裂けるチーズを買ってもらって、慶ちゃんのご機嫌も治りました。
今日、スーパーに行くと、早生イチゴが売っていたんですが、タイムサービスで
389円で売っていました。ほかのはだいたい500円から600円くらいです。
「これは買わなくちゃだよ!」と慶ちゃんが教えてくれたので、買ってあげたら喜んでいました。
チーズ売り場に行くと、裂けるチーズの値段が178円から198円に値上がりしていました。
「事件だよ!これは事件だよ!」と慶ちゃんが騒いでいます。
「事件って、それ私のセリフよ」
忍ちゃんが困惑して言いました。
いつもは慶ちゃんに裂けるチーズ、忍ちゃんに北海道クリームチーズ、剣ちゃんに十勝ホロホロチーズを
買ってあげるのですが、剣ちゃんが「私もクリームチーズがいい」というので、クリームチーズを
買ってあげました。
「みんな違う種類じゃないといけないんじゃないの?」と慶ちゃんが聞きました。
「別にいいんじゃないの」忍ちゃんが言いました。
レジの前までいくと、剣ちゃんが好きなドライ野菜チップが売っていました。
「買ってもらいなよー」と慶ちゃんが剣ちゃんに言いました。
「えーでも私だけ買ってもらえないよ」と剣ちゃんは困惑しています。
それじゃ、みんなほしいもの買ってあげるよ。
そう言って私は慶ちゃんにイカフライリング、忍ちゃんに乳ボーロ、剣ちゃんにドライ野菜チップを
買ってあげましした。
「あら、体に悪いから砂糖の入ったお菓子は買わないんじゃなかったの?」
忍ちゃんが聞きました。
「自分で食べないで、親にあげるからいいよ」
私が答えました。
「あらそう」
忍ちゃんがうなづきました。
お会計が終わって、スーパーを出ようとすると、店の店頭に段ボール紙で作った長靴が沢山
並んでいました。
クリスマス用の子供用お菓子詰め合わせセットです。
銀色のきらきら光った紙を表面に張った綺麗な小さな長靴です。
「ほしーなー、別に買ってもらわなくてもいいけど、優しいから買ってくれるかなー、ほしいなー」
慶ちゃんが私の耳元で盛んに言ってきます。
「うるさいなあ、君ら神道だからクリスマス関係ないだろ」
言うと慶ちゃんは「そんなの関係ねー!そんなの関係ねー!」と言いながら
踊りました。
「古いな」
「私ももほしい!」剣ちゃんも言い出しました。
「もちろん私にも買ってくれるんでしょうね」
忍ちゃんが言い出しました。
「買わないよ、だって甘いお菓子は買わないことにしてるんだから。そんな3人分もたべられないよ」
というと
「あら、中身が食べられなければケーキを食べればいいじゃない」
忍ちゃんが言いました。
「だから、意味わかんねーよ、絶対かわないからね」
そう言って店を出ました。
「いいよ!良い子にはサンタさんがプレゼントをくれるからね!」
慶ちゃんが叫びました。
「だから、お前ら神道だろうが」
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