この前、氏神様の前の家が取り壊しになって、そこの庭にあった大きな椿の木が
重機で引き倒されるのを目撃した。
「うーん」と椿の木がうなった声がしたような気がした。
慶ちゃんは「ツバ子さんが死んじゃったよー」と言って泣いてたので
かわいそうだった。
それから、その土地は家がつぶされて、綺麗に整理されてたんだけど、
そこの土地の上で地霊みたいなのが四柱ほどしゃがみ込んで雑談してた。
「あの椿さんは打ち倒されたのに、人間に祟りもせずに黙って死んでいかれたのお」
「やはり神社の門前の椿という誇りもあったんじゃろう」
「ご立派なことじゃのお」
とか話をしてた。
ただ、それだけなんだけど。
なんか、古屋が取り壊されると、時々地霊みたいなのがいるよね。
そこの家には井戸があったみたいで、その井戸も埋められてたみたいだけど、
井戸の中心に細いビニールパイプが通してあって、空気穴みたいになっていた。
井戸の精霊は怒らせると怖いので、お祓いして空気穴だけ
通すようにしているのだろう。
私の家も井戸を埋めるとき、神社の神主さんを呼んでお祓いをし、
建築業者さんに埋めてもらったが、そのときも空気穴だけは通していた。
やはり建築業者さんは長年の経験でこういうところはよく知っているんだなあと思った。
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桜が綺麗ですね^^
怒ると損は、そういうところから来たのね~とか、するめや干し昆布が好きなのね~とか、勉強になります。
木には精霊が宿り。切り倒すのは難しいと思っていましたが、そういうプライド持った木もあるのですね^^
相変わらず、慶ちゃん達も、お元気そうで良かったです。