両親と一緒に都食堂のとろろ定食を食べました。
食事が出てくると、慶ちゃんが出てきて「トロロフー!」と元気よく言いました。
すると剣ちゃんが「イッデオーン!」と元気よく言いました。
「バッカじゃないの」と忍ちゃんが言いました。
めでたしめでたし。
その後でみんなでスーパーにお買いものに行きました。
何時もどおり、裂けるチーズを慶ちゃん用に買ってあげて、忍ちゃんにはカマンベールチーズを
買ってあげました。
剣ちゃんにはカバヤのりらっくまプリッツの予定でしたが、母親が
「あなた、これいつも買って食べてるでしょ。」とQBBの贅沢ナッツチーズデザートを
とって買い物籠に入れました。
あ、それ、いつも忍ちゃん用に買ってるやつだから、一度に二つも忍ちゃん用だけ買っちゃったら
精霊同士がケンカしちゃうよ!と心の中で思いつつ、口に出しては言えません。
すると、剣ちゃんが出てきてさあ大変。
「忍ちゃんだけ「二つも買ってもらってずるいよ!私は一つも買ってもらってないのに!」
と涙目で叫びました。
当然、両親にはその姿は見えていません。
「うっさいわねえ、あんたがいつもグズだから悪いんじゃない」
「私は悪くないよ!剣ちゃんは良い子だもん!」
剣ちゃんは泣きそうになりました。
「しょうがないわね、じゃあ、この贅沢ナッツをあげるわ」
泣きそうな剣ちゃんを見て忍ちゃんが言いました。
「やったー!」
いつも買ってもらうものを悩んで迷って、最終的に安いものになってしまう剣ちゃんは、
今日はけっこう値段が高い贅沢ナッツを買ってもらって大喜びです。
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