空想ファンタジーブログです。 私と脳内タルパたちの愉快なヨタ話。
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池内慶は池内剣のお気に入りのファミコンソフト蒼き狼と白き雌鹿が気に入って
やりこんでいる。
「やったー!登用成功!」池内慶が喜んでいると横から指が伸びてきて、
リセットボタンをガコッと押した。
「ああああああああ!せっかくイーゴリー公が仲間になったのにいい!!!!」
池内慶が怒ってキッと向き直ると、そこには景明がいた。
最近まで紺色のラメの入った和服を着ていたが、今日はピンク色のガンダムの連邦軍の制服を着ている。
とても、とても嫌な予感がする。
「慶ちゃん、いつもゲームばー、やっとったらいかんよ、そんなことばーやっとるから、アンゴウになるんよ。」
景明はどこかの方言を話している。
微妙に言葉の意味が分からない。
池内慶も一瞬あっけにとられていた。
「景明ちゃん・・・・・・・もしかして、プレアデス星団からやってきたUFOに拉致されて、
頭にマイクロチップ埋め込まれたの?」
池内慶がそう言うと景明は柔和な笑顔を見せた。「何を言うとられるんですですかな。」
そして背筋を伸ばしてビシッと敬礼した。「本官は本日付けを持ちまして、
表町商店街立地球防衛軍に配属になったであります!」
うわっ、このメリハリが怖い。
それを聞いて池内慶は目を丸くした。「すごい!景明ちゃん就職おめでとう!」
そこで褒めるんかい!!!!!
変な格好をした景明をみとがめて池内剣がやってくる。「お前、何やってんだ、その格好。」
そのあとから池内忍がやってくる。
「あら、驚くことないわよ、鏡の妖精は憑依した人間色にすぐ染まっちゃうから。男にカラオケに誘われたら、
女の親友と1か月前から約束して予約していた温泉旅行を1日前にキャンセルするタイプだよねー。」
池内忍のその言葉を聞いて、景明は毅然とした態度で胸を張った。
「あなたたち、勘違いされとるんじゃないかしら、本官の上官の栗原春巻隊長は、地球の平和を守るため
日夜月刊OUTを読んで最新の流行アニメを研究し、地球防衛軍基地にナウでヤングなイケてる
漫画とアニメ情報誌を揃えている、ボッケエ偉い御方なのよ!」
池内慶・池内忍・池内剣「・・・・・・・・・・・・・・」
池内忍「はいはい、アニメファン向け漫画喫茶ね。」
池内剣「漫画喫茶の店長に憑依したのか、新興宗教じゃなくてよかったな。」
池内慶「地球防衛軍にウルトラマンはいるの!?」
言いたい事を言い終わると池内系たちはゾロゾロ引き上げていった。
「ちなみに、最初の1時間300円、その後は15分ごとに100円の追加料金になります。
でも心配しないで!5時間1000円のスペシャルパックも用意してるから!ただし、
途中退場しても御返金はいたしかねます!」
景明は去りゆく池内系達の背中に向かって力説した。
ところで、表町ってどこ?
景明ちゃん、今回はオネエ言葉じゃないんですね(笑)