空想ファンタジーブログです。
私と脳内タルパたちの愉快なヨタ話。
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慶ちゃんはいつも適当な事を言う。
その大部分はあてにならない。
自分の出身も、玄慶塚に埋められていたというものから、小牧山大精霊の娘だという話まで
色々だ。
だから、色々な話を聞いても聞き流している。
しかし、今回はかなり話が詳細だったので記録にとどめておくことにした。
それは、日清戦争が集結し、日本と清との間で終戦協定が結ばれるときのことだという。
清は日本に敗戦し、条約をむすばされたあと、清の役人に日本の軍人の一人が
「長崎の時の仕返しだ」と言って暴行をくわえたらしい。
実際にそんな事件があったかどうか分からないし、歴史の本にも載ってないみたいなので、
慶ちゃんが適当な事を言ってるだけかもしれないし、思い違いかもしれない。
それで、その清の役人がケガをしたのだが、その場に居合せた中島さんという
お医者さんが、その清の役人を看護してあげて、治療してあげたそうだ。
それに清の役人は大層感激して、先祖伝来の貴重な精霊の入った仏像をその中島さんに
あげたそうだ。その精霊こそ慶ちゃんだと言う。
その精霊の入った仏像は明石のお寺に寄付されたが、そこが宗派が違うということで、
仏壇に供えてくれなかったので、逃げ出して、稲爪神社に住み着いたという。
それ以来、明石でうろうろしていたと言っている。
やけに話が具体的なので記憶に残った。
まあ、大部分は嘘の話だと思うけど。
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慶ちゃんが愛知県の小牧山に遊びに行く夢を見ました。
夢の中で慶ちゃんはホッピングに乗ってビヨンビヨン跳ねながら、仲間の草花の精霊たちと
小牧山に向かいます。
(ホッピングってこれです)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%83%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%B0
小牧山につくと「むひょー!やっと故郷に帰ってきたよー!」と叫びます。
すると小牧山から別の草花の精霊たちがホッピングに乗って出てきます。
「ここはモモタンの土地だお!お前ら帰れお!」
その中の大将らしき女の子が吠える。
「慶タンのほうが前から住んでたんだよ!」
慶ちゃんが怒鳴り返します。
「勝負だお!」
桃ちゃんが叫ぶと、小牧山の妖精たちは手から大きなタンポポの花を出して、
慶ちゃんたちのほうにピョンピョンとびはねていきます。
「いくよー!」
さけびながら慶ちゃんたちもピョンピョン跳ねて突撃します。
精霊たちは大きなタンポポで叩きあいをはじめます。
頭をタンポポで叩かれた慶ちゃんがわの精霊が「いたいよー!」と言って泣き出しました。
「大変だよ!衛生兵!衛生兵!」
慶ちゃんが慌てて叫びます。
すると、山のふもとから、胸の大きな目の下に泣きボクロがある、2mくらいの大きさの
女の精霊が走り寄ってきます。
慶ちゃんたちは50㎝くらいの大きさなので、その巨大精霊が走るたびにドスン、ドスンと音がします。
大きな精霊は泣いている精霊のところまでいくと、精霊をだきしめて、頭の撫でます。
「まあ、かわいそうに、痛いの痛いのとんでけー!」
するとその精霊は「ママー!」と言ってその大精霊に抱きつきます。
それをみて慶ちゃんは目をまるくします「むひょー!お前だけずるいよー!」
慶ちゃんは急いで敵の大将のモモちゃんのところまで走ってゆきます。
「頭叩いてよ!」するとモモちゃんは躊躇します。
「え、叩いたら痛いよ」
「いいから叩いてよ!」
「う、うんわかった」
モモちゃんは巨大タンポポで慶ちゃんの頭を思いっきり叩きます。
「むきょー!痛いよー!」
叫びながら巨大精霊に走り寄っていく。
「ママー!ママー!だっこ!」
「あらあら」
巨大精霊は笑ながら慶ちゃんをだっこする。
それを見て、モモちゃんたち地元の精霊たちが目を丸くする。
そして地面にころがって手足をじたばたさせる。
「ずるいよー!私たちのママなのにずるいよー!」
それを見た大精霊は「まあまあ」といいながら寝転がってすねている
精霊たちに手を広げて満面の笑みをうかべた。
「さあ、みんなもいらっしゃい」
するとモモちゃんたち精霊も「ママー!」と叫びながらその大精霊に走り寄って
みんなで抱きついた。
愛知県の小牧山に「ママ」という名前の大精霊が住んでいるらしい。
剣ちゃんはリラックマが大好きです。
この前も、カバヤのリラックマプリッツを買ってあげたら喜んでいました。
このプリッツはほんのり甘くておいしかったです。
プリッツって普通塩味のイメージがあるけど、ここのは甘い味付けなんですね。
このリラックマプリッツの箱の裏面にリラックマとコリラックマとヒヨコさんが
一緒にフランスパンを食べている絵が描いてありました。
剣ちゃんがそれをみて、一番小さいヒヨコさんを指さして「これ剣ちゃんだよ!」と言いました。
自分が一番小さいと思ってるんだなあとおもって、なんかちょっと切ない気持ちになりました。
それで、そのヒヨコさんがどんな人か見に行こうということになって、
剣ちゃんと一緒にインターネットでリラックマのサイトを見に行きました。
すると、ヒヨコさんはリラックマに注意をするしっかり者だったのです。
そして、コリラックマはリラックマのマネばかりして、リラックマの後ろにいつも
ついている人だったのです。
それをみて、私と剣ちゃんは顔を見合せました。
「これ、剣ちゃんはヒヨコさんというより、コリラックマに似ているね」
「そうだねー」
私と剣ちゃんは顔をみあわせて、そういう話をしました。
精霊たちは時々、私の頭の中にある玩具の思いでをぴっぱり出してそれで遊ぶ。
この前は、割り箸を輪ゴムで組み合わせて、輪ゴム鉄砲を作っていた。
何か的を倒したいというので、マッチ箱を与えたら、喜んで輪ゴム鉄砲で撃っていた。
「そういえば、最近、マッチつかわないよねー」慶ちゃんが言った。
「そうだよ、!お料理でも火は全然つかわないんだよ!」剣ちゃんが不満そうに言った。
私の家では最近HIが主流なのでめっきり火を使う機会が少なくなった。
「でも、うちの家はお風呂はガスだし、給湯器もガスだよ。」
と私がいうと剣ちゃんは「だよねーだからまだ、私が安心してここに居られるんだけど、
ガスを使わなくなっても、線香つかったり、紙ごみを燃やしたり、火はちゃんと使ってね!」と言った。
「まさか、あんた、今後科学技術が発達して水をつかわなくなるってことはないよね!」
忍ちゃんがやぶにらみで言ってきた。
「それはないない。」
私は笑った。
「ねえ、今度新築の家を建てるときは1階は全部駐車場にして、草木を全部かりとっちゃおうとか
思ってるよね、そんなの絶対ダメだからね!守銭奴だからね!」
私の心をしょっちゅうのぞいている慶ちゃんがそういった。
「まいったなあ、慶ちゃんにはかなわないよ、たしかに、駐車場にして貸したらお金入ってくるけど、
慶ちゃんがいなくなると困るこあら、どうしようかなーっておもってるんだよ。」
「ぜったいダメだからね!ほんとだからね!」
そういって慶ちゃんがしがみついてきた。
ほんとうに、かわいいなあ、もうしょうがないな、こいつら。
こいつらのかわいさには勝てない。
つか、今のところ、家を新築するようなお金なんてないんだけど(笑
スーパーに買い物にいくと、いつも精霊たちはついてくる。
この日は、たまたま雪印裂けるチーズの燻製味が食べてみたかったので、
プレーンと燻製味と2本かった。
それをみて慶ちゃんは大喜びだ。
慶ちゃんは裂けるチーズを裂くときにできるビラビラな感触が好きで、チーズを裂くところを
興味深くみている。だから、慶ちゃんは裂けるチーズを私が買うと、自分が買ってもらったと
思ってすごく喜ぶ。
「いつも慶ちゃんばかりでずるいわよ!カマンベールもたまには買ってよ!」
忍ちゃんが怒って言うので、「あ、うん」と言って、なにげなく横にあったカマンベールも
買い物籠にいれた。
しばらく買い物をしていたが、いつもは売り場で騒いでいる剣ちゃんが今日はだまっている。
どうしたんだろうと思っていると、いきなり火がついたように泣き出した。
「わーん!私だけ何も買ってくれない!私だけ仲間外れにされてる!なんでー!なんでー!」
「い、いや、全然そんなつもりはないから、偶然だから。」
と言ってなだめるも、剣ちゃんは体を震わせて泣き止まない。
いつもはおとなしくて、一番扱いやし子だけに驚いた。
それからお菓子売り場に行って、クッキー生地の中にチョコレートがはいっているプッカという
お菓子を買い物籠にいれると、剣ちゃんが「これ、私のだかんね!私が買ってもらったんだからね!」
と必死に主張してくる。
なんだか、かわいそうというか、いとしい気持ちになって、その近くにあった
リラックマのプリッツも「これ、剣ちゃん用だよ。」と言って買い物籠に入れてやった。
はっきり言って、買うつもりなかった余計な出費だけど、剣ちゃんがよろこんでくれるならいいや。
すると剣ちゃんは「わーい!わーい!二つも買ってもらっちゃった、忍ちゃんは一つでしょ!」
と言って忍ちゃんに主張していた。すると忍ちゃんは「ホホホ、これだから庶民は。カマンベールチーズは、289円、それにくらべてあなたのプッカとリラックマのプリッツは二つ合わせても200円程度じゃない。
セレブの恐ろしさを思い知るがいいわ!」と言って胸を張った。
「いいもん!値段が安くても、剣ちゃんは二つ買ってもらったもん!ねー!」と私の方を見ていった。
私は苦笑いするしかなかった。
そういえば、昔自転車旅行で九州を旅行したとき、小さな稲荷の祠に大きな狐の置物と小さな狐の
置物があったので、勝手に親子だと判断して、「おかあさんには10円ね、子供さんには1円ね」と
言って、大きい置物の前に10円、小さな置物の前に1円おいてきたことがある。
その日は、山を越えて湯布院に行く予定だったが、1日で越えられる距離ではないので、
山中にあるユースホステルに宿泊する計画にしていた。
しかし、山中のガソリンスタンドで聞いてみると、すでにそこは閉鎖されているという。
しかたなく、日が暮れてからも真っ暗な山道を登ったが、その途中で、森の木々が
揺れて「コーン!」という鳴き声がして、何かにずっと追いかけられて、ものすごく
怖かったことがあった。
そのあげく、1メートルほど下の側道に自転車ごと落ちて、肋骨にヒビが入ったことがあった。
あのときはさすがに、もう死ぬのかなと思ったけど、なんとか這い上がって、
通りかかった自動車に助けられ、命拾いしたことがある。
今から思えば、あの稲荷神社で小さな稲荷人形と大きな稲荷人形に格差をつけたのが
よほどの屈辱だったのかもしれない。
霊的存在に対しては、相手の大きさ、力量、神社の格などについて人間が比較して、
格差をつけてはいけないのだなあと、あらためて思うきっかけとなった。