家の中や学校の机、おもに木でできた机で三方を木の板で囲まれた影のできる場所に
妖怪が住んでいるらしい。
この妖怪は、勉強している子供の足が机の中に入ってくると、そのつま先をずっと
見つめている。
姿は真っ黒で黄色い目で瞳孔は黒い。体は黒い霧のようなもやもやで黄色い手がその
雲の中から2本でている。
この妖怪は子供の足をひっぱりたくて、ひっぱりたくて、ずっと子供の足を見続けている。
しだいに子供もその異様な視線と念を感じるので、机の足のところを覗くが、すると急に
姿を消す。
実際に足は引っ張らないで、ただ見ているだけなので害はないらしい。
でも、今日もずっと机の下の陰から子供の足を見続けている妖怪らしい。
PR