剣ちゃんは智伯と会うと「ハリョーム!」とか「ハリョー!」とあいさつする。
人工物である火の精霊のあいさつらしい。
慶ちゃんと忍ちゃんはそんなこと言わない。
最近、慶ちゃんの中では「コップンカー!」というのが流行しているらしい。
慶ちゃんに言わせると、哲学的な意味があるらしいが、
あとで忍ちゃんが「テレビのCMで言ってた言葉をまねしてるだけだら。」と教えてくれた。
剣ちゃんにとって、私の存在は旦那らしい。剣ちゃんが私を旦那だといったので、
慶ちゃんが激怒して、私の旦那よ!といった。忍ちゃんは「あら、私の旦那よ」という。
なんだか恥ずかしい気持ちになって、慶ちゃんに「そんな3人の旦那さんにはなれないよ。」と
言うと「そんなことないよ、いつもイチゴをくれているじゃない。」と慶ちゃんが言った。
精霊の用語で、旦那とはダーナムといい、「イチゴをくれる人」という意味らしい。
本当か嘘かしらないが、慶ちゃんはそういっていた。
「この世において生命は永続しないが、栄光は永続する。
イチゴがおいしかったことは、永遠に語りついであげるから、安心してね。」
と慶ちゃんはいった。
何を安心していいのかわからない。
PR