イチゴの旬の季節になると、イチゴの値段がどんどん安くなります。
一時期、ひとパック289円までさがりました。
しかし、大量生産大量消費になってくると、色は赤いんだけど、まだ熟してないイチゴが
出回って、酸っぱいだけだったり、全然甘くないイチゴも時々出てきます。
そういうイチゴを食べて、激怒した慶ちゃんが、召喚魔法で秋田犬を呼び出して
「もう味ないイチゴは秋田犬!」と叫びました。
慶ちゃんに呼び出された秋田犬は白い秋田犬で頭の上にわんこそばが乗っています。
「わおーん!」と秋田犬は吠えました。
しかし、剣ちゃんはまだまだイチゴが食べたいようです。
「ちょっとまったーっ!」そう言って剣ちゃんは土佐犬を召喚しました。
「イチゴをまだまだ食べたかった土佐、犬!」と剣ちゃんが叫びます。
頭の上に紐で鰹節をむすびつけた茶色い土佐犬がでてきて「ばう!わう!」と吠えます。
「いけーっ!秋田犬!」慶ちゃんが叫ぶと秋田犬は「わおーん!」と叫んで、
頭の上ワンコそばを器用にハシを使って食べはじめました。
ハシはもちろん、ドラえもんのごとく、マジックハンドで犬の手にはりついています。
「はい!ワンコそばもう一丁!」秋田犬がわんこそばを食べるはしから、慶ちゃんが
お椀にお蕎麦を入れていきます。
「よーし!土佐犬も反撃だーっ!」剣ちゃんがさけびますが、土佐犬は頭から鰹節をとりはずして、
地面にドスドスと叩きつけて、硬すぎて食べられない事をアピールします。
「もっと頭を使えよ!」剣ちゃんが土佐犬に叫ぶと、土佐犬はマジックハンドで手に鰹節をくっつけ、
剣ちゃんの頭にかぶった兜に何度もカン!カン!鰹節をたたきつけました。
「きゃっ!やめてよー!ごめんなさい、ごめんなさい!やめてよー!」剣ちゃんは叫んで頭を
抱えました。
「はははつ!正義は勝つ!」慶ちゃんは両腕を腰にあてて勝利宣言です。
「あら、そんなにイチゴがほしくなかったら、私が全部食べてあげるわよ。」
忍ちゃんがそういうのを慶ちゃんと剣ちゃんが見ます。
みると、机の上に高知産の1パック680円の高級幸の香イチゴが乗っているではありませんか。
「たべる~!」「たべるよー!」慶ちゃんと剣ちゃんはイチゴのところに飛んでいきました。
そして、慶ちゃん、忍ちゃん、剣ちゃんはなかよくみんなでイチゴを分けてたべましたとさ。
めでたし、めでたし。
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