このまえ78円のドワーフコットンを買ったのですが、今日、ホームセンターに行ったら
綿の苗が売ってました。値段は298円で、しかも葉がこの前買ってきたドワーフコットンとまったく違います
赤銅色で葉の細いのです。あとで調べたんですが、希少種の赤葉綿みたいですね。
名前は綿花子。ふりがなで「ワタガシ」と書いてたけど、あえて私はワタハナコと読む!
だってそのほうがかわいいもん。
お花も最初白くてピンク色になるみたいだ。
かわいいので買って帰ることにした。自転車の前かごにいれて家につれてかえる。
けっこう長いみちのり、自転車の前かごから鼻歌が聞こえてくる。
「コトコトコットンコトコトコットン ファミレドミドレミワー、コトコトコットン、コトコトコットン、仕事にはげみましょー♪」
どうも綿の苗に宿った精霊が歌っているようだ。
精霊って普通は何十年生きた木や何十年もかわいがられた人形とかに宿るものだから
こんな生まれたての苗に精霊が宿っているのはびっくりした。あまりない事なのだ。
と、道路の段差を自転車が乗り越えた時にゴトンと音がして苗のポットの上に敷き詰めてあった
軽石がポットの中から飛び出て買い物用のビニール袋の中に散らばった。
「あ!私の宝石たちが!」泣きそうな声で精霊が叫んだ。
ああ、そういうのを宝石とか思ってるんだと思いました。
家に連れて帰って、大きな鉢に植え替えるとき、鉢の中に腐ったウッドチップが入っていたので、
汚かったので捨てました。すると「私のお人形さんが捨てられた」といって精霊は泣きました。
なんかちょっとめんどくさい性格みたい。
「はいはい、お嬢様、宝石はちゃんとお返ししますからね。」
私はそういって、精霊の機嫌をとりながら、鉢にはすこし高級品の挿し木用の土を入れてやり、
その上から高級炭入りの土をかぶせ、肥料を入れ、その上に軽石を入れてやったら
少し気分が落ち着いたようだった。
今後、あまり話すことはないだろうけど、こういう精霊もいるんだなと思った。
家に帰って調べてみると「森の水車」という歌らしかった。
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