しばらく池内慶たちをほったらかしにしていたら、怒って出てこなくなりました。
平謝りに謝って、どうしたら許してくれると言うと「慶たんたちと遊ぶ時間を作って!それ削除!」
と言われて、パソコンにインストールしているソースネクストのシュミレーションゲームを
削除するように言われました。
ゲームするくらいなら池内慶とあそんでほしいそうです。
自分だってゲームするくせに。
名残惜しいものの、しかたなくゲームを削除して、あと、ご機嫌をとるために、隣町まで
散歩に連れていきました。
電車でひと駅、隣町の駅前のおせんべい屋さんが経営しているそば屋さんにおそばを食べに行くのです。
池内慶は電車にのるのが好きで「がたんごとーん!がたんごとーん!」と口で言って電車のイスの上で
とびはねています。
「剣ちゃん、忍ちゃん、たのしいよー!」と池内慶は声をかけますが、池内剣や池内忍は私の背中から出てきません。
いつも、出てくるときは背中あたりから出てくるんですね、この人たち。
剣は「まんどくせー」と背中の中から声だけ出してました。
池内慶は外出が大好きで好奇心旺盛ですが、剣はゲームが好きで、忍はファッション誌が好きで
お外にはあまり興味がありません。
駅を降りておそばを食べに行ったんですが、残念ながらしまっていました。
池内慶は「しゅ~ん。」と言ってがっかりした表情を見せました。
でも隣のおせんべい屋さんのとに「ぺったん焼き」という張り紙をしてあるのをみて、
池内慶の表情は急にほころびました。
ぺったん焼きとは、本物のタコを鉄の重しのプレス機で押しつぶしておせんべいにしたものです。
それを見て池内慶は「ぺったん!ぺったん!タコぺったん!ぺったん、ぺったん胸ぺったん!」
と叫んで踊りました。
すると池内忍が背中から出てきて「なんか言った?」と言いました。
池内慶が「タコぺったん!」と言うと、池内忍は「タコ?つまんなーい。」と言ってまた
私の背中に入って行きました。
結局、隣町ではおそばを食べられなかったので、地元の駅に帰ってきて、駅前の
スーパーに行ってきました。
そこの入り口にはアルコール消毒液があったので池内慶が「ぷしゅーだよ!ぷしゅー!」と
騒ぎだしました。
池内慶はここのアルコール消毒液が大好きです。
この前、映画館に行ったときもアルコール消毒液があったので、「やろう!やろう!」と池内慶が
さわいだことがあります。さっそく手につけると、それは高級なやつで、泡状のものが出るものでした。
それをみて池内慶は「これプシューじゃない。」と言って涙目になっていたことがあります。
そんなことが前にあったので、今回は「ぷしゅー!ぷしゅー!」と言って大喜びです。
そして、スーパーの地下の食料品売り場に行ってイチゴを買いました。
池内慶は佐賀のさがほのかが好きなんですが、それがなかったので奈良のイチゴを買いました。
「何でさがほのかが好きなの?」と聞くと「安いから」と言います。
まあ、池内系たちは実際イチゴを食べるわけじゃないしね。
たべるマネはするけど。
1パックだけ買おうとすると、急に池内剣や池内忍が背中から出てきて、「これ、オレんだ!」「いや、私のよ」
とか言って、つかみあいのケンカになりそうになったので、しかたないので、3パック買いました。
そして家に帰ってへたをとって水で洗って食べました。
私のおいしいという思念が出ると、それを池内系たちが拾ってたべました。
そして、みんなご機嫌になりました。
いま、そんなことしながらこれを書いてます。
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外に出かけるのは気分転換にもなってよいですしね。
タコのぺったん焼き・・おいしそう(^^)
「おいしい」という思念を拾って食べるというのが面白いです。
思念って重さがあるのかな?