今日は家のおかずをおかいものするので、
インゲン豆を5袋も買った。
インゲン豆をカゴに入れるたびに慶ちゃんたちが
「インゲン!インゲン!インゲン!」
「たのしいインゲン!ゆかいなインゲン!いんげーん!」
といいながら綠のインゲン帽子をかぶって足をあげてラインダンスを踊っていた。
「皆様の栄養に奉仕するいんげんグループ」
冷静な声で忍ちゃんが言った。
「いせーじのーこくさいーひほおーかん~♪」
慶ちゃんがノリノリでわけのわからない歌を歌う。
それは無視して先に進む。
オレンジを買ったがそれを慶ちゃんがもらった。
そのあと、別寅のちくわが59円で売っていた。
「慶ちゃん、別寅かわないの、がお~だよ」
剣ちゃんが言った。
「えーでも、、オレンジもらっちゃったし」
慶ちゃんがためらrている。
「オレンジなら私がもらってあげようか」
忍ちゃんがいいました。
「ありがとー!」
慶ちゃんは喜んでオレンジをもらってもらい、別寅かまぼこのちくわをもらいました。
そのあと、新タマネギ3つと湯豆腐用のお豆腐を買う。
そして、チーズ売り場に行って裂けるチーズを買った。
そのチーズは剣ちゃんがもらった。
慶ちゃんがそれをほしそうに見ている。
「また慶ちゃんがいいものもらったら交換してあげるね」
剣ちゃんがそういい、慶ちゃんがうなづいた。
そのあと、ジャムパンを二つかって、剣ちゃんと忍ちゃんがもらった。
忍ちゃんは何か考えがあったのか、その時は手を出さなかった。
そのあと、私はアンパンマン菓子パンをかった。
「あ!」剣ちゃんが声をあげる。
慶ちゃんはすばやくその菓子パンにタッチするとそれを頭上にもちあげた。
「チーズと交換!交換!」
「うん、わかった」
慶ちゃんと剣ちゃんはチーズと菓子パンを交換しました。
そのあと、お弁当を買って帰ることを思い出したので、
自分用にはオムチキンプレートを、父には松花堂弁当を買いました。
母は、すき屋の中華丼が食べたいと言っていたので、ここでは買いません。
オムチキンプレートは慶ちゃんが、松花堂弁当は忍ちゃんが貰いました。
オムチキンプレートにはナポリタンスパゲッティーが入っていたので
慶ちゃんは喜んで「なぽりた~ん!」と叫びました。
剣ちゃんが私のズボンの袖をひっぱる。
「ねえねえ、中華丼って何が入っているの?」
「えーとね、ほたてとかうずらたまごとか、キャベツとかにんじんとか、あと、イカの足とかかなあ」
「剣ちゃん、イカの足いらないよ!」
驚いて剣ちゃんが叫びました。
「剣ちゃんだけお弁当ないよー!」
泣きそうな顔で叫びます。
思念である剣ちゃんにとってほしくないもののイメージというのは非常に強烈です。
とくになまぐさものは、好き嫌いじゃなくて、駄目な精霊はとことんだめです。
慶ちゃんはスルメとか昆布は好きみたいだけど。
しかたないので、胚芽入りビスコを買って剣ちゃんにあげると
「ありがとー」と言って喜んでいました。
スーパーをでると小雨が降っている。
「アメが降ってもさんさんさ~ん、風が吹いてもサンサンサ~ン
ぶるうないーとさーん、みっどないーとさーん」
慶ちゃんがまたよくわからない歌を歌っていました。
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