忍者ブログ

頭の中の池内慶

空想ファンタジーブログです。 私と脳内タルパたちの愉快なヨタ話。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

丑三つ時

久し振りに夜更かしして深夜ラジオを聞く。
伊集院光のラジオが関西ローカルでも配信になったという話を聞き、
眠い目をこすりながら夜中まで起きていることにした。
シーンと静まり返った部屋。
夜の10時までには池内系の連中は全部寝てしまう。
基本日の出とともに起き上がって太陽の光とともに元気になる。
日が暮れると元気がなくなり、しだいに寝たり、消えたりしていく。
池内慶は私の服袖をつかみながら寝言をいいつつ、うっすらと消えていく。
夜更かしは体に毒だからしないほうがいいとは友人からよく忠告されるし、
霊たちも丑三つ時以降に人間が起きているのは非常に危険で、やめたほうがいいと
忠告してきた。
この時間にネガティブなことを考えると魔を引き寄せるという。
ようは、ネガティブなことを考えなければいいんだろ。
私は伊集院光のお笑いラジオを聞いて大笑いしたいだけなので、人を憎んだり、呪ったり、
恐怖を感じたりする感情を感じることはありえな。
伊集院光のラジオはとても面白いと評判をインターネットで聞いていたので、ぜひ、一度
聞いてみたかった。本当はもっと早い時間にやってほしいんだけど、
この時間枠なんだからしかたがない。
夜中になり、番組が始まる。
どこからともなく赤ん坊の泣き声が聞こえてくる。「あれ?」と思ったけど、すぐに収まったので
気のせい、気のせい。
駄菓子屋のバアさんの話をしていた。駄菓子屋、なつかしい。この番組は面白いだけじゃなくて
ノスタルジーを感じるな。私たちが子供だった頃の思い出。
そこで、古い駄菓子屋さんを見つけ、そこに置いてある古いゲーム機、10円玉かコインをはじいて、
最後まで行ったら景品がもらえるような遊戯機械を伊集院が発見したという。
ああ、そういうのあった、あった。
伊集院はそれをテレビの撮影で使わせてもらいたくて、そのバアさんと親しく話しながら、
そのゲームに興じていたという。別にこのゲームえ景品をもらうのが目的ではなく、
このゲーム機をテレビの撮影で使わせてもらう事が目的で、しかも、使わせてもらったら1万円の
レンタル料を支払うことが決まっていたらしい。
伊集院がなんとなくバアさんに「こういうゲーム機とかテレビの撮影で使ったら1万円くらい
レンタル料もらえるらしいよ。」とさりげなく、水をむけてみる。すると、バアさんは、
「絶対そんなうまい話はないよ!」と言って信じない。
こりゃ1万円払えば絶対喜んで貸してくれると思った伊集院はテンションがあがって、
喜んでゲームをやりはじめる。すると、偶然にコインがゴールまで行って、景品交換札が
出てきてしまった。それをみてバアさんは急に不機嫌になり「さあ!もう帰った!帰った!」
と言って伊集院を追い返してしまったそうだ。
たった10円そこらのお菓子の景品をケチったために1万円を逃してしまったバアさんの話。
それを聞いていて、ああ「あるある!あるある!」と思ってしまった。
相手が本当に周囲から顧みら得ない状況にあったり、孤立して相手にされてない状況を見かねて、
こちらとしては、完全に不利益しかないのに、助け舟を出すような提案を出しているのに、
無視されたり、利用されていると思われて、極度に警戒されて排斥されたり。
たいがい、孤立したり、窮地に陥っていたり、周囲からお声がかからない人ほど、
「自分が利用されているんじゃないか!自分が損をするんじゃないか!」
と思いこんで「絶対に利用されないぞ!」とハリネズミのように防衛線を張っている。
しかし、本当に詐欺師が利用したいのは、そんな困窮したり、周囲からお声がかからない人ではなく、
有名人や、大成功者や大金持ちですから。
それは、冷静に考えればわかるはず。
それでも、そういう困窮している人にかぎって、そういう態度をとって、善意で手を伸ばしたこちらとしては、
しごくガッカリするものだ。
そんな、人に親切にしようと思って手を伸ばしたのに、相手から手を払いのけられた経験が
頭をよぎって、少しネガティブな感情が頭をよぎった。

しかし、冷静になっていないのは自分だった。
そんな人はほっておけばいいのだ。
自分は、人からお願いされて、ブログをはじめたり、人から誘われて漫画の原作書いたり、
そうした善意のご縁をいただいて、有り余るような幸せを手に入れた。
いやなこと以上に周囲の善意によって有り余る幸せとご恩をいただいている。
もし、自分がその御恩返しをするのであれば、まず、私に幸運を与えてくれた恩人、
チャンスを与えてくれた人たちや組織、それら方々に対してまずご恩返しを
することが先決であって、人を上から目線で見下し、手助けしてやろうなどと
傲慢も甚だしい行為なのだ。たとえ孤立していようと、困窮していようと、
自ら救いを求めない人は救いを求めてないのだから放置しておくのがいい。
それよりもさきに、御恩を受けた方々への御恩返しが先だろう。
とんでもない自惚れであり、有頂天である。
しかし、そのときはそれに気付かなかった。
「人に親切にしても結局は損だな」などと思ってしまった。
損得で人に親切にするのか?ならば、私自身にチャンスと幸運を与えてくれた人たちはどうなる?
それは、自分の顔を自分で見るべき問題だろう。
でも、そのとき、そんな事には気付かなかった。
極端に思考が狭くなっていた。
もうラジオを聞いてなかった。
そうしているうち、昔、自分のブログが荒らしにあったことを思い出した。
「どうして、みんなが楽しむために一生懸命頑張っているのに、そんなに執拗に嫌がらせしてくるんだ。」
ネガティブな感情が連鎖して大きくなってくる。
2chにもスレッドが立って、叩いているという噂も聞いた。
何で?ただ、みんなに楽しんでもらおうとしているだけなのに。
しかし、本当はそれを有り余る応援を沢山いただいていた。
励ましも、そしていっぱい、いっぱい勇気をもらったじゃないか。そして、
今、私はチャンスをもらって、幸福の絶頂にいる。
今こそ、御恩返しをしなきゃいけない時なんだ!その時なんだ!
しかし、その深夜の私の頭には、幸福回路が遮断されていた。
その扉を閉じている黒いドア、それこそが「増長!」
「俺はここまでやったんだ!俺の力なんだ!」といううぬぼれ!
実は、多くの方々の善意、愛情、好意によって、支えられてきたのだ。
決して私の実力などではない!
しかし、その深夜の時間、私はそれに気付かなかった。
ネガティブな感情がどんどんトグロを巻きながら大きくなっていく。
部屋の南西の方向でピシッと何か小さく割れる音がした。
しかし、ネガティブな感情に支配されている私は何も気づかなかった。
そのとき、「メリメリメリ!」と空間が裂けるような大きな音がした。
なんだ!驚いて私は我に返り、部屋の南西の方角を見た。
何もなかった。
ああ、びっくりした。
ラジオがなっていた。
「いかん、いかん、私は多くの人たちの御恩と愛情に支えられて現在があるんだ。
そして、今はとても幸せなんだ。幸せすぎて、余裕がでて、つまらないことを
考えてしまったんだ!」
「私にチャンスをくれた人に、私に期待してくれた人に、私を応援してくれた人に、私を励ましてくれた人に、
もっと感謝しよう!そしていっぱい!いっぱい!私にできるご恩返しをしよう!」
そう思ってラジオを消した。
こんなところで怠けてる場合じゃない。
今日は早く寝て、明日も早起きして頑張ろう!
そう思って、私は寝た。
 

PR

修羅戦

えー、一番最初の方に修羅戦について言及した部分があります。
しかし、そういう戦闘を見せものにするのはどうかという考えもあって、
今まであえて、書いてきませんでした。
しかし、自分の頭の中で自己完結していてもしかたがないので、
テストケースもかねて、一連の動きを記述していくことにきめました。
そういうのが見たくない人は、戦闘の話題になったらスルーしてみないでくださいね。

それから、何度か確認をとっていますが、この修羅戦闘はあくまでも私の頭の中で繰り広げられた
妄想です。現実じゃありません。
私の頭の、そうですねえ、右上のあたりに映像空間がひろがって、その中で修羅が戦闘を
くりかえすんですね。
私の空想の中でそれが映像化されているわけです。
私は、そこで見たものを、ここに文章化して記述しているわけです。

また、そういう修羅戦闘の切っ掛けとなった、私自身の心の葛藤などについてですが、
これはすでに過去に起こったことで、現在は解決されているので、何の問題もありません。
だから、修羅戦闘に関して、私が苦悩している内容に関しては一切心配しなくても大丈夫です。
かなり前のことですのでね。
その点をふまえた上で、あくまでも、娯楽としてご覧ください。
それでは、プロローグ、きっかけからはじめます。
今回は戦闘は出てきません。
次からです。

田中各(でんちゅうかく)


珍しい客人。
イリュージョンを見せるのがいる。
私の部屋の南側の窓。

すりガラスで外は見えないのだが、そこに仙人の住む霊山を映し出す。
剣のように切り立った山の頂上に白髪で長いヒゲをたくわえた老人が座禅を組んでいる。
ただ、沈黙して座禅をくんでいる。
ただひたすら。どんどんその映像がこちらに迫ってくる。
「突っ込んでほしいんだろ。」振り向きざまに私が言うとその仙人は黙っている。
しかたないのでパソコンを立ち上げて、色々書きものをしている。
「お若いの、なぜこんなところまで来なさった。」仙人が口を開く。
「いや、俺の家だよ」私が答える。
また、しばしの沈黙・・・・・・・・。
カタカタと私がパソコンのキーをたたく音だけが静寂の中に響いていく。
「ふぉっふぉっふぉ、どこまでそのやせ我慢が続くかの、若いの。」
仙人がまたちょっかいを出してくる。
「やせ我慢とかしてねーし、とっとと帰れよ。」
そう言ってやると、仙人は少し体を小刻みにふるわせて、
「バ、バーカ!」と精いっぱい震えた声を出して消えていった。
まあ、だいたい、仙人とか大天使とか年食ってそうなものに化けるのは
まだ若い妖精だ。
年取ってる奴ほど省エネで体を知っさくして若づくりして出てくる。
そんなもんだ。
あとで池内慶が名前を教えてくれた。
田中各(でんちゅうかく)まだまだ修行がたりんの、ふぉっふぉっふぉ。

謎の知識


日曜日の昼間、「そこまで言って委員会」という討論番組をテレビで見る。
後ろで見ていた池内慶が「ふーん、ガンダム好きなんだ。」と言った。
「これは討論番組といって政治や経済について討論する番組で、ガンダムじゃないよ。」
と教えてやるとその後ろで池内忍が「無知とは恐ろしいものね、自分で何もかも知った気になっている。」
とか言っている。
無視、無視、ひっかかるな。こいつらは私を混乱させようとしている。
番組を見終わってインターネットを見る。
「天下人の一級史料」という豊臣秀吉の本が面白そうなので、アマゾンの書評をチェックしたり、
何かこの本に対する論説がないか探してみる。
すると池内慶が、「バンキッドが好きなんだ、マニアック-!」とか横から言ってくる。
「いや、何それ?これは歴史の真面目な本で、お前の好きな漫画じゃないから、あっち行ってろ!」
そう言い返すと後ろの方でファミコンソフトのドラゴンバスターをやっていた池内剣が
ぼそっと言った「ほっとけよ、無知な奴ほど自分の知識をひけらかそうとするんだよ。」
それを引き継ぐように池内忍が
「豊臣秀吉の中の人がUFO戦隊バンキットだと知らないとは、それでよく歴史が語れるわね。」
と言った。それを聞いて池内慶がキッと表情をこわばらせて池内忍につめよった。
そして、
「UFO戦隊バンキットじゃないよ、円盤戦争バンキッドだよ!」
と厳しい口調で言った。
すると、池内忍は少し顔を紅潮させて
「すみませんでした、私の知識不足でした。」と言って頭をさげた。
あの池内忍が謝ってる!しかも、知識のことで!
でも、お前ら、何言ってるのか全然わからねーよ。

くま公大好き

私からものすごく離れたところで一人で遊んでいるタルパがいます。
だけどかなり大きいので目立ちます。
池内慶に聞くと「あれは地霊じゃないよ。」と言います。人工的に作られた霊らしい。
誰だろう。
私がいままで見たタルパの中では一番大きいです。
2メートルくらいでしょうか。
胸が大きくて美人のお姉さんで、長くて赤い髪を後ろで輪ゴムで留めています。
黒い鋼鉄の鎧を着て、巨大な矛の武器をもっています柄が黒で刀は青龍刀みたいに
大きく刃の切っ先から付け根まで赤いラインが入っています。
かなり大人っぽい魅力的な女性で身長が2メートルくらい大きいのに、
いつもボロボロに薄汚れたぬいぐるみと遊んでいます。
「あれは分別がつかなくて、危ないから近寄るな。」と池内剣が警告してくれました。名前を麗希。
でも、なんであんなとろこにいるんだろう。
どうも気になってしかたがありません。
見たこともない薄汚れた、おそらくもともと白いぬいぐるみなんだろう。それとずっと
お話しています。でも、もう薄汚れていてきばんでいます。
もし、親でもいれば捨てるんでしょうが、あの子は一人だし、誰も新しいおもちゃを与えないから
しかたなく遊んでいるんだろう。
でも、あまりにも熱心に遊んでいるので、ある意味不気味です。
あまりにも気になったので、ちょっと近づいて、せめて、そのぬいぐるみが何であるか
たしかめたくなりました。
麗希が毛布にくるまって寝ている時を見計らって、こっそり近づいてみました。
うすよごれた、クマのぬいぐるみでした。見たこともない。
しかし、突如して私の目から涙があふれだしました。
私は生れて物心がつく前から5歳くらいまで、大切にしていたクマのぬいぐるみがありました。
くま公と言います。
大切な友達でした。大好きでした。あまりにも大切にしすぎて、絶対に離さなかったので、
しだいに薄汚れ、ボロボロになっていきました。
最初は白クマのぬいぐるみだったのでしょう。最後のほうにはちょっと茶色みががった
クリーム色になっていました。
家族は、あまりに私がそのぬいぐるみを愛することに危機感を覚えたんでしょう。
そのぬいぐるみに依存しすぎるがあまり、自立できなくなってしまうことが怖い。
あるとき、私が寝ている間に、そのぬいぐるみを捨ててしまいました。
「くま公どこ!?」家族に聞いても「え?何?そんなもの最初からないよ。」
と言われました。私はくま公をさがしまわりました。そして泣き明かしました。
そして、あまりのショックのあまり、くま公を記憶から抹殺したのです。
私は恐ろしくなりました。恐怖で体がすくみました。
目を閉じて、耳を手でふさいで、麗希の傍から走って逃げました。
池内慶たちがいるところまで逃げてくると池内慶が心配そうに私の顔を
覗きこみました。恐ろしかった。
「だから近づくなって言ったのに。」池内剣がものすごく嫌な顔をして言いました。
ちょっと心が落ち着いてから家族に私が幼いころ、
大切にしていたクマのぬいぐるみのことについ尋ねました。
誰も知りません。嘘をついているのではなく、本当に誰も知らない感じでした。
それほど、家族にとっては取るにたらない事だったのでしょう。
それか、私の妄想なのか?そう思うと、また少し怖くなってきました。
連中の魂の存在の片鱗を垣間見てしまいました。

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

リンク

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

[03/09 楠乃小玉]
[03/09 ぐり~ん]
[02/04 楠乃小玉]
[02/04 ぐり~ん]
[02/02 楠乃小玉]

最新記事

最新トラックバック

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

バーコード

RSS

ブログ内検索

アーカイブ

最古記事

P R

アクセス解析

アクセス解析

カウンター