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頭の中の池内慶

空想ファンタジーブログです。 私と脳内タルパたちの愉快なヨタ話。

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慶ちゃんのおクツ

慶ちゃんの靴は木の靴で、「速鳥」という名前が付いているんだって。
楠の上に漆塗りの黒い塗装がしてあって、水の上をものすごいスピードで走れるんだって。
すごいね。でも、いつもは普通に歩いてるよ。
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慶ちゃん雑記

慶ちゃんと雑談して仕入れて来たネタを書きます。

元々慶ちゃんは日本に居たそうです。
それが、外国と戦争になって、白村江というところに置き去りにされたらしい。
そこから、色々な国にわたって、金という国で大事にされて、宝物のように扱われたらしい。
そこから色々あって、日本に戻ってきたらしい。
本人もあんまり詳しい国名とか分からないみたい。
アジアの国々を回ってきてるようだ。
本当かどうかわかんないけど。
あと、慶ちゃんの仲間がアメリカ空軍の飛行機に乗って、
イタズラしてたら、アメリカ空軍の中で霊感のある人がそれを見つけて、
「アメちゃんやるからやめてくれ」と頼んだのでやめたらしい。
それ以来、アメリカ空軍の人が面白がって、精霊を餌付けして
いっぱいお菓子をあげるようになったので、
精霊が癖になって人間のところにお菓子を貰いに行くようになったと
慶ちゃんは言っている。
ろくなことしないな(笑
タイ人にチップをあげる習慣をつけてしまったのもアメリカ人らしいし。

ぼっちは嫌だ!

うちの父親と一緒にスーパーに買い物に行くのは、精霊たちにとって
とてもスリリングな体験のようです。
それは、父が精霊たちの事を知らないので、ランダムに品物を買い物籠に放り込むからです。
下手をすると、自分だけお供物をもらえない可能性があるのです。
今日もまた父と買い物に行きました。
いつも通り、いちごの前を素通り。
そのかわり、プチトマトをニコ買いました。
「また私はボッチなの、二人分しかかわないの?」
剣ちゃんが心配そうです。でも、そのすぐ後に父はフジッコのお豆さんを買いました。
「私のキター!」剣ちゃんは喜びます。別にお豆さんが好きというより、
最近はこれが剣ちゃんの定番になっているみたいです。
今横で「お豆さん好きだよ!」と言ってます。気に入ったようです。
「ねえねえ、今日も龍に乗ろうよ」
剣ちゃんが慶ちゃんに話しかけます。
慶ちゃんは買い物カートの買い物籠の一番前に座って、
ハンドルを操作するマネをして車運転ごっこをしています。
カートを使ってお買いものをするときは、慶ちゃんはよくこの車ゴッコをします。
「だめだよ!今は店の音楽でカントリーロードが流れているから、この音楽をやってるうちは
車の運転をするんだよ!」
慶ちゃんが言いました。
「あ~早く曲おわんないかしら。」
忍ちゃんが買い物籠の側面をバンバン叩きながら文句を言う。
「早く龍に乗りたいよ!」
剣ちゃんも不満そうです。
「おわれ!おわれ!」
剣ちゃんと忍ちゃんが合唱はじめました。
「あ~もう、うるさいなあ、車の運転ができないじゃんか!」
慶ちゃんが怒ります。
すると、剣ちゃんと忍ちゃんが狭い買い物籠の前方に汲汲詰めになって慶ちゃんと並んで
自動車を運伝するマネをはじめました。
「ぶっぶー!」
剣ちゃんが言います。
「むきょーっ!慶タンが運転手だよ!歌の文句にもあるでしょ!」
慶ちゃんが怒ります。
「あら、どんな歌よ」
「運転手は君だ、車掌はぼくだ!」
慶ちゃんが歌い始めてハッとして手ので口を押えます。
「しまった!運転手は君で車掌は慶タンだったよー!」
頭を抱えて買い物籠の中で転げまわる慶ちゃん。
プチトマトがつぶれるからやめて。
そうしているうちにカントリーロードの館内放送が終わった。
「よし、ドラゴンに乗るよ!」
慶ちゃんはドラゴンを出してきて、忍ちゃん、剣ちゃんを乗せて、スーパーの
空中をフワフワ遊泳する。上に行ったり下に行ったり、波状に揺れながらゆっくり前に進みます。
チーズ売り場の横を通っても素通りします。
なぜなら、前日に母が大量にクリームチーズ(5箱)買ってきて冷蔵庫に入れたからです。
父が乳ボウロをカゴに入れる。
「あら!私の乳ボウロよ!私の勝利ね!」
忍ちゃんが叫びます。
「いいもん、慶タンはぼんち揚げ買ってもらうもん」
慶ちゃんが宣言したあと、父は買い物籠にビスコを入れます。
「やったー!慶ちゃんはぼんち揚げだから、ビスコは私のだよね」
そう言って剣ちゃんが喜びます。
「しまったよー!慶ちゃんボッチなの?慶ちゃんがボッチなのー!」
慶ちゃんは叫びながら買い物籠に戻ってきて、ゆっさゆっさ買い物籠を揺さぶります。
私はあわてて、売り場からぼんち揚げを持ってきて買い物籠に入れました。
「ほっ、よかった。これで慶タンも一人前の社会人ですね」
私の方を見て慶ちゃんが笑顔で言った。
意味わかんねえよ。
そのあと、皮つき天津甘栗を買いに行ったが、もう売ってなかった。
しかたないので、皮がむけた甘栗を買って帰った。

お絵かき子

本当を言うとね、
剣ちゃんは自分が何を買ってもらったのか思い出せなくて、
「ブロッコリーだよ」と嘘を言ったあと、ブロッコリーじゃないと言われると
「ブロッコリーは嘘です!本当は剣ちゃんは何も買ってもらってなかったんです。
剣ちゃんはいらない子だから!」と目に涙をためて叫んだんです。
そんな剣ちゃんだけ買ってあげないとか、絶対やらないんだけど、それだけ
剣ちゃんが自分の事を小さな存在だと思っているということだった。
それがあまりにも可哀そうで、切なくて、書けなかったんだけど、
書いておいたほうがいいかなと思って、書いておきます。
すごく自分を小さくて必要とされてないんじゃないかと、おびえてたんだなと思うと、
ちょっと切なくなります。
今日、私の部屋に入ると、剣ちゃんが一人でお絵かきをしていました。
慶ちゃんと剣ちゃんと忍ちゃんが手をつないで笑っている絵です
向かって左の慶ちゃんが一番大きくて、真ん中の剣ちゃんが一番小さくて、右の忍ちゃんが
中くらい。
そして剣ちゃんは真ん中で二人に手をつないでもらって、笑ってます。
その頭にはお姫様の王冠のティアラが描いてありました。
本当は、みんな同じくらいの大きさなんだよ。
でも、剣ちゃんの中では慶ちゃんがお父さんで、忍ちゃんがお母さんなんだなあと思いました。
「できたー!」
剣ちゃんが満足そうに絵をみていると、そこに慶ちゃんが来ます。
「なにやってんの」
剣ちゃんはあわてて絵を隠します。
「ねえねえ、何、何?みせてよ」
よっていって慶ちゃんは剣ちゃんの絵を取り上げます。
「かえしてよー、かえしてー」
剣ちゃんが涙目になります。
「あ、ないちゃったの?ごめんねー、お詫びに慶ちゃんがパパさんになってあげるよ!」
慶ちゃんがそういうと、ポン!と煙が起こって慶ちゃんのいつも来ている中国風の服が
黒のタキシードになりました。そして、口元におひげをたくわえて、
片目だけに丸メガネをかけて、金の懐中時計をポケットに入れています。
どんなお父さんのイメージだよ。
「あなただけに良い恰好はさせないわよ!」
忍ちゃんの声がします。そちらを向くと、忍ちゃんが
16世紀頃のヨーロッパの貴婦人みたいな恰好をしています。
「これがママよ!」
「どこのママだよ、ていうか、それ誰の仮装なの?」
「あら、ママといえば、マリア・テレジアに決まっているじゃない」
忍ちゃんは胸を張って答えた。
慶ちゃんは剣ちゃんの左に、忍ちゃんは剣ちゃんの右に行って手をつなぎました。
すると、空中に19世紀頃の古い写真機が現れて、写真機が「はい、チーズ」と
しゃべりました。
「裂けるチーズ!」「ほろほろチーズ!」「カマンベール!」
三人そろって叫びながら写真をとりましたとさ。
剣ちゃんはとてもうれしそうでした。
めでたし、めでたし。

父と買い物

今日は久しぶりに父と一緒に買い物に行ってきました。
スーパーではものすごく粒の大きな紅ほっぺが売っていました。
「紅ほっぺだよ!ほら、すごくきれいだよ!」
剣ちゃんが興奮しています。剣ちゃんはいつも大人しいけど、紅ほっぺが大好きなのです。
でも、今日は父と一緒なので勝手に行動できません。
父がいちごの横を通りぬけていったので、いちごはかえませんでした。
剣ちゃんがっかり。かわりと言っては何ですがヤマキの花かつおパックを買いました。
「全然かわりになってないよっ!」
剣ちゃんがツッコミを入れました。ナイスツッコミ。
「かわりにトマト買ってよ!」慶ちゃんが叫びました。
「とまとん、とまとん、とーまあとん!」
慶ちゃんが拝んでいると、父がプチトマトの前で立ち止まりました。
「これかう?」
私が話をむけると「そうだね」といいました。
熊本県産のプチトマトを2パックかいました。それと、フジッコのおまめさん。
父は気まぐれにピコラいちご味というお菓子を買い物籠に入れました。
父は3つ買うという配慮をしないので、慶ちゃんたちの間で取り合いになります。
「これは慶タンのだよ~」慶ちゃんが叫びます。
「私が一番最初に触ったんだよ~」剣ちゃんが叫びます。
「アルムの森に咲く可憐なエーデルワイスとは私のことよ~」忍ちゃんだけ違うことを言っています。
そのうち、父はチョコレートを2枚かいました。
これで、慶ちゃんと忍ちゃんがチョコレートに張り付き、一応、おちつきました。
そのあと、私が慶ちゃんのために歌舞伎揚げを買ってあげ、父が乳ボーロを買ったので、
忍ちゃんがそれを自分のものだと宣言して、いちおう、落ち着きました。
今日はお菓子を買ってもらって大満足のようでした。
地下の食品売り場からエレベーターで上に上がるのですが、エレベーターに乗る直前、
慶ちゃんが「あ、龍をもってくるの忘れた」と言ってエレベターの外に飛び出していきました。
一瞬の出来事でとても心配したんですが、そのあと、エレベーターの横の非常階段を龍に乗って
ゆらゆら上に上がってきたので、ホッとしました。
「心配させないでよ~」と言うと「大丈夫だよ!慶タンは正義の味方だから!」とか
言ってました。無邪気なのはいいけど、ケガしたり迷子にならないように気をつけないと
いけないなあと思いました。
小っちゃい子は視野が狭くて、何か思い込むと一直線に走っていったりしますからね。

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