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頭の中の池内慶

空想ファンタジーブログです。 私と脳内タルパたちの愉快なヨタ話。

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びちぶすびちぶすきんきんきーん!

今日、両親と一緒に食事に行って、帰りにスーパーでお買い物をした。
最初に桃を買って、これは慶ちゃんがもらった。
「ももー!」と叫んでうれしそうだった。
母が「キーウイも買う?」と言ったけど、
私は「別にいいよ」と反射的に言ってしまった。
それを聞いて剣ちゃんが涙目になっていた。自分もくだものがほしかったようだ。
スイカをみてみると、今日は糖度が10のしかなかったから買わなかった。
糖度は12°のやつじゃないとかわない。
剣ちゃんがかわいそうなので「やっぱりキーウイかってもいい?」と母に聞く。
「いいよ」というのでゴールデンキーウイを買ってきた。
剣ちゃんはゴールデンキーウイが好きなのだ。
そのあと、チーズ売り場に行って、忍ちゃんに北海道クリームチーズを買ってあげた。
雪印のやつだ。本当は忍ちゃんはフランスのキリーのクリームチーズが好きなんだけど、
キリーのは198円の安売りの時しかかわない。
あと、北海道ホロホロチーズを買って、これは剣ちゃんがもらった。
そのあと、母が「整腸作用のある食べ物がいいわね、」といって、ブルーベリーヨーグルトを買った。
それをみて忍ちゃんが喜んでいた。
「何で喜んでいるの?」
「だってブルーベリーヨーグルトって何かお洒落じゃない」
と言っていた。
そのあと、お菓子売り場を通ったらキングドーナッツが棚にならべてあったので、
慶ちゃんが棚をよじのぼって「キングドーナッツ!」と叫んだ。
「でも、最近キングドーナッツは棚の下のほうにあるから、
迫力不足だなあ」と慶ちゃんは言った。
「慶タン!慶タン!慶タンお供物!」
慶ちゃんが自分の順番だとおもってぱちぱちと手を叩く。
そうしているうちに母がヤクルトの8本セットを買った。
「やったー!たかいのー!」
慶ちゃんが喜んだ。
「忍ちゃんほしい?ねえ、ほしい?」
慶ちゃんが忍ちゃんに聞く。
「私はブルーベリーヨーグルトのほうがいいわ、お洒落だもの」
慶ちゃんは剣ちゃんの方を向く。
「剣ちゃんほしい?」
「ほしいよ!」
剣ちゃんが言う。
「じゃあ、ホロホロチーズかキーウイと交換してくれる?」
「ホロホロチーズとキーウイのほうがいいよ!」
剣ちゃんはいいました。
そして慶ちゃんはヤクルトを手にいれたのでした。
飲み物をもらうのは久しぶりの慶ちゃんでした。
「びちぶすびちぶすきんきんきーん!」
と慶ちゃんが歌いました。
それはヤクルトミルミルの歌だけどね。
そういえば、最近ヤクルトミルミルあんまり見ないな。
昔はヤクルトおばさんがヤクルトを売って回ってたんだけど、最近全然見ないな。
不景気なのかな。


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ラスト粟おこし

父と一緒に買い物に行って桃を買いました。
慶ちゃんと剣ちゃんがその桃の両脇に並んで
「忍ちゃんどうぞ~」と言って忍ちゃんに桃を譲った。
「あら、そう」と言いながら忍ちゃんは少し顔を蒸気させた。
まんざらでもないようだ。
前は剣ちゃんが桃を貰い、その前は慶ちゃんがもらったので、今度は忍ちゃんにゆずったようだ。
桃は精霊たちにとって特別な食べ物らしい。
そのあと、慶ちゃんはチーズのボーノを買ってもらった。
「スルメイカの一夜干しの薄い味がする」と慶ちゃんが言ってるチーズだ。
最初食べたとき、なんのことはないチーズだと思ってたけど、慶ちゃんにそう言われてから、
なんか弾力がある歯触りが癖になってしまった。
そのあと、リンゴジュースとオレンジジュースを買って、
そのあと、父がアイスクリームを買った。
ヨーロピアンアイスは忍ちゃんがもらって、北海道アイスバーは慶ちゃんが貰おうとしたら、
横から剣ちゃんがそれを欲しそうに見ていた。
慶ちゃんは剣ちゃんを見る。
「剣ちゃんアイスほしい?」
「うん」
「じゃあ、オレンジジュースと交換してあげるよ!」
「わーい」
剣ちゃんは喜んで北海道アイスバーをもらった。
「慶ちゃんアイスなくていいの?」
私が聞くと慶ちゃんは「慶タンはよい子だからゆずってあげるよ!」
と言った。
そのあと、父はカルピスアイスを買って、これは慶ちゃんのものになった。
「ねえ、本当はカルピスアイスよりも北海道アイスのほうがスキじゃないの?」
私は慶ちゃんに耳打ちした。
慶ちゃんは私の耳元でささやいた。
「本当は北海道アイスのほうがスキだけど、それを言ったら剣ちゃんが気にするから内緒だよ」
いい子や。
そのあと、梅のおにぎりを父が2個買って、こえは忍ちゃんのものになった。
慶ちゃんも剣ちゃんも梅はあんまり好きじゃないみたいだう。
そのあと、6品入りおかずセットを父が買って、これは順番で自動的に剣ちゃんのものになった
んだけど、剣ちゃんは渋い顔をしている。
おかず6品の中に酢蛸が入っているのだ。
「これ嫌い」
剣ちゃんは言った。
「あとで何かいいものと交換してあげるよ」
慶ちゃんが耳打ちした。
そのあと、慶ちゃんは半額シールの貼ったシャケ弁当をもらって、
両手に木製ハンガーをかけて、頭に黄色い安全ヘルメットをかぶって
『ハンガーくー!ハンガーくうー!」と言いながらハンガーをぐるぐる回した。
慶ちゃんは剣ちゃんを見る。
でもあんまりシャケ弁当はほしくないみたいだった。
父はそのあと、かき揚げの天ぷらを買った。
「天ぷらは油だから火の燃料になるよ。」
慶ちゃんが言った。
「そうだね、これにするよ」
剣ちゃんは納得して6品おかずセットの権利を放棄して、
かき揚げの天ぷらを貰った。

買い物が終わると父は薬局に入っていく。
そこで父は袋にウエハースとラムネ菓子を入れて出てきた。
慶ちゃんたちが一番スキそうなお菓子だ。
でも2つしかない。
「みんなでたべるといいよ!」
慶ちゃんが叫んだ。
「ありがとう!」
剣ちゃんはラムネ菓子をもらった」
「私はウエハースがいいわ。だって上品ですもの」
慶ちゃんは我慢しているけど、ちょっと涙目になっていた。
私は慶ちゃんの頭をなでた。
慶ちゃんは私を見て笑おうとしたけど笑えなくて、口をとがらして目を潤ませていた。
「慶タンは犠牲になったのだ!」とおちょけて叫んだが、笑い顔になることができなかったので、
冗談にうなってなかった。
「また今度何か買ってあげるね」
私はそう言って慶ちゃんに笑いかけた。
そうしてみんな家に帰ると、剣ちゃんと忍ちゃんはいそいで父の買ってきたお菓子の袋に
走っていって、剣ちゃんはラムネ菓子をとって、忍ちゃんはウエハースをとった。
慶ちゃんは口をとがらして黙っている。しかし、何かに気づいたようで、
あわててお菓子の袋のところに走っていった。
そして、お菓子に袋に潜り込むと、中から粟おこしをとりだした。
「粟おこし、慶タンの!」
慶ちゃんは高らかとその粟おこしを頭上にかかげた。
「えいどりあーん!」
剣ちゃんが叫んだ。
「コロンビア!」
忍ちゃんが叫んだ。
「粟おこし!」
慶ちゃんがさけんだ。
よほど、うれしかったんだろう。

戦えサンダー!

「スイカ-!」
スーパーに行って最初にスイカを買ったら、勢いよく慶ちゃんがスイカに飛びついた。
次に桃を買ったら、慶ちゃんが素早く桃のところに言って
「この桃は剣ちゃんのね」と言った。
いつも剣ちゃんはゆっくりしていて桃がとれないので、慶ちゃんが気をつかったようだ。
桃を取られた忍ちゃんだったが「別にいいわよ」と落ち着いている。
剣ちゃんはいつも貰えないので、気をつかったようだ。
次に、私は三ツ矢サイダーを買った。
「あ、これ、剣ちゃんの」
ジュース類はいつも剣ちゃんのものだから剣ちゃんがいそいで手を出す。
「だめよ」
忍ちゃんが冷静に遮る。
剣ちゃんはびっくりしたように忍ちゃんを見る。
「だって、剣ちゃんはもう桃を貰ってしまったでしょ。次は私の順番よ」
忍ちゃんが冷静に言った。
「でも……」
剣ちゃんが口ごもる。
「だったら、桃とサイダー交換してあげてもいいわよ」
「いやだ!桃は特別だもん!」
剣ちゃんは一生懸命首を横にふった。
「じゃあこれ私のね」
忍ちゃんはサイダーを貰った。
剣ちゃん涙目。
「ねえねえ、忍ちゃん、そのサイダー、スイカと交換しない?」
慶ちゃんが言った。
「あら、スイカってあなた大好きじゃない、サイダーとか別にスキじゃないでしょ」
忍ちゃんが言った。
「でも、いいんだよ、サイダーと交換したいんだよ」
「ならいいわよ、私も別にサイダー好きなわけじゃないし」
忍ちゃんはそう言ってサイダーとスイカを交換した。
「剣ちゃん、あとで、剣ちゃんが何かいいものもらったらサイダーと交換してあげるからね」
慶ちゃんが剣ちゃんに言った。
「うん」
剣ちゃんはうなづいて涙をふいた。
そのあと、私は父親に頼まれていたヨーロピアンアイスを買った。
「はい、順番で慶ちゃんのね」
そう言って慶ちゃんは素早くヨーロピアンアイスにタッチした。
「ちょ、ヨーロッパって言ったら私でしょ!」
忍ちゃんが怒っていった。
「じゃあ、スイカと交換してよ!」
慶ちゃんが言った。
「ちっ、ひとの足下をみるわね」
そう言って忍ちゃんはスイカとヨーロピアンアイスを交換した。
その交換作業をしている横で私は北海道アイスバーを買い物かごに入れる。
二柱が話し合いをしている横で剣ちゃんがこっそりと北海道アイスバーにタッチする。
そして北海道アイスバーを高らかと持ち上げて叫ぶ。
「慶ちゃん、サイダーと交換して!」
「わかったよ!」
慶ちゃんはうなずいた。
こうして、剣ちゃんはいつも通りサイダーを手に入れたのだった。
「でっかいどーほっかいどー!」
と叫びながら慶ちゃんは喜びの踊りを踊った。
そのあと、69円でヨーロピアンカフェオレの缶コーヒーが売っていたので2本買う。これは
剣ちゃんが貰った。
そのあと、父がほしがっていた梅干しのおにぎりを2個買う。
梅干しのおにぎりは慶ちゃんも剣ちゃんもほしがらないので、
忍ちゃんがこれを貰う。
あと、ナスの揚げびたしを久しぶりに買うと慶ちゃんが
「わーい!テントウムシさんだ-!」
と叫んだ。
ナスを油であげた光沢がテントウムシみたいで慶ちゃんはこれがスキだ。
慶ちゃんの言葉をついで、剣ちゃんが「サンダー!」と叫んだ。
すると慶ちゃんが「たたかえサンダー!今こそサンダー!GOGOゆくーぞ二段へんしんー!」
と歌いながら変な踊りを踊っていた。
「あ、そうだ、そういえば剣ちゃんのお供物が一つたりないね」
私がそう言うと、
「缶コーヒー二つもらったからいいよー!」と言った。
欲のない子だねえ。
私は笑ながら剣ちゃんの頭をなでた。

でんでんででんでん!

父親がお土産をもって帰ってきた。
父はボランティアで近所の老人ホームの外部監査役をやっていて、その老人ホームで
今日盆踊りがあったのだ。
そこで、盆踊りの出し物のおでんや焼きそば、ちらし寿司をもらってきたのだ。
「むひょー、お供物!お供物!」と言って慶ちゃんがよってきたが、もらってきた
おでんの前でぴたりと止まって私をみた。
「これ、お供物にならないね」
「どうしたの」
「だって、これ、人様から貰ってきたものでしょ。人から貰ったものはくれた人の真心が
こもっているから他の人にそのままあげたらだめなんだよ!」
慶ちゃんはそういった。
「そうなの、じゃあ、ぼくたちでたべるね」
私がそういうと慶ちゃんたちは「でんでんででん、でんででんでんでんでんででんででででん!」
「君のテレホンナンバーシックスセブンオーオー!ハロー!」といいながら踊っていた。

魔法のアイテム

最近慶ちゃんが謎のアイテムを沢山もっていた。
1.食べたら一瞬で死ぬ猛毒のリンゴ飴。
これは、私の母親が屋台で売ってるリンゴ飴は着色料が入ってるから
食べては駄目だと子供の頃に言っていて、どうしてもほしいとねだったら、
「毒が入ってるから食べたら死ぬよ」と言われたものだ。
「これをね、アテナちゃんにあげたら、アテナちゃんがヘラクレスにこれをあげて、
これをつかってヘラクレスが魔獣ヒドラを倒したんだよ!」
と慶ちゃんが言っていた。
当然嘘です。
2,幻の魔銃
これは、私が母方の田舎の秋祭りに行っておじさんに屋台でどれでも買っていいよと
いわれ、くじ引きをやることに決めて引き当てたロウの弾が出る銃です。
くじ引きをやっても、いつも煎餅とかメンコとか安いものしか当たったことがなかったので、
このかなり値段が高そうなモデルガンが当たったときは、私は飛び跳ねて喜んだものだ。
でも、母の実家に帰ってくると、母が「こんなもの目に当たったら危ない」とかんかんに怒ってました。
家に帰るときになって、「あ、ボクのモデルガンは?」って聞いた時に大人達は
「へ?そんなもんないよ」ととぼけました。誰に聞いても「そんなものないよ」と言いました。
母に聞くと、「そんなもの最初からないよ、何勘違いしているの」と言われ、
ボクは深く心が傷つき泣きました。それ以降、何をやっても受賞したり当たったりする事がなく、
くじ運がものすごく悪くなった気がしています。
慶ちゃんによると、この魔銃は魔物を一撃で倒すことができるスーパー銃らしいですが、
肝心な時になると霧のように消えてしまって使うことができない恐ろしい銃だそうです。
慶ちゃんが今、その銃を腰にさげて、私の目の前でうれしそうにガンマンゴッコをしています。
慶ちゃんたちは私たち人間の思い出の中にあるおもちゃで自由に遊ぶことができますからね。
私の頭の中にはいっぱいおもちゃがあるので、すごく楽しいそうです。

3・
歯磨きウエハース
これは、近所の山之内という名前の駄菓子屋さんでボクが大切な貯金をためて、
前からほしかった歯ブラシのかっこうをしたけっこう大きなウエハースを買ってきて
楽しみにして家で食べようとしたら母から見つかって、
「駄目でしょ、こんな着色料の入ったものたべたら。うちにマロングラッセがあるから
それを食べなさい。」と言われてとりあげられ、私の買ったウエハースは近所の子供達に
配られてしまった幻のウエハースです。メロン色のウエハースでものすごくおいしそうでした。
マロングラッセはものすごく甘くて、正直言って子供のころの私にはとてもまずかったです。
マロングラッセとかウイスキーボンボンとかうちの家には高級洋菓子が沢山ありました。
チョコレートでも普通のチョコではなく、中にミカンゼリーやリンゴの砂糖ずけが
入ったもの、あとオレンジの香りのついた海外の高級チョコレートなどでした。
みんな、まずくて大嫌いでした。
友達にはなしすると、「マロングラッセって高級洋菓子じゃん、何贅沢いってんだよ、食べられない人も
沢山いるんだよ」としかられました。
私はとても悲しい気持ちになったおぼえがあります。
慶ちゃんによると、それは幻のウエハース歯ブラシで、これで歯をみがくと、
ペガサスを召喚できるそうです。
今、私の目の前で腰にぶらさげています。
「ペガサス召喚できるんでしょ、召喚してみてよ」
と言うと、慶ちゃんは急に年寄りの口調になって
「まあまあ、お若いの、そうあせりなさんな」
と言ってとぼけます。
「またどうせ嘘言ってんでしょ」と言うと
「は?なんですかな、最近耳が遠くてのお」と
聞こえないふりをします。
「はやくペガサスだしてよ!」と大声出言うと
慶ちゃんは剣ちゃんの方をむいて
「剣子さんや、朝ご飯はまだかのお、昨日から何も食べさせてもらってないのじゃが」といいました。
すると剣ちゃんは笑顔で答えました。
「まあまあ、慶おばあちゃん、朝ご飯はさっきたべたでしょ、さあさあ、ご飯のあとのお散歩にいきましょうね」
といいながら慶ちゃんの手を引く。
慶ちゃんはよぼよぼとしたふりをして剣ちゃんに手をひかれながら「おお、渋茶がのみたいのお、おもいっきりしぶ~いやつが」といいながら去っていきました。
完全にごまかせている気がする。

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