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頭の中の池内慶

空想ファンタジーブログです。 私と脳内タルパたちの愉快なヨタ話。

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慶ちゃん激怒!

うちの酔芙蓉の木にアブラムシが大量発生し、農薬をまいてもなかなか駆除できません。
しかも、農薬をまくと、慶ちゃんが苦いと言って激怒します。
困ってしまって、どうしたらいいか慶ちゃんに聞きました。
すると、慶ちゃんは「牛乳をまけよ!」と言いました。
……たしかに、慶ちゃんは裂けるチーズとか乳製品すきだけど、
牛乳を酔芙蓉の葉にまんべんなく散布することで本当にアブラムシが退治できるのか?
というか、慶ちゃんのお友達の酔芙蓉さんはお家の人からいつもおいしい牛乳を
いっぱい貰っていると慶ちゃんは言う。
嘘だろ、絶対嘘言ってるだろ、慶ちゃん。
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アイス争奪戦

母と一緒にスーパーに行きました。
今日もスーパーにイチゴはありましたが、粒が小さかったので買いませんでした。
オカズの購入なので野菜中心になります。
菊菜、トマト、三度豆など慶ちゃん達がすきそうなものはあまりありません。
ただ、プチトマトを2パック買ったのでそれは慶ちゃんと忍ちゃんがもらいました。
忍ちゃんはあまりプチトマトを貰うのには乗り気ではなかったのですが、
その後に買い物かごに入ってくるものが三度豆とか菊菜とか野菜類ばかりだったので、
一応、お供物を確保するために、プチトマトを貰っておくことにしたのです。
そのあと、チーズ売り場への近づきます。その前にある冷蔵食品コーナーで
いつも通り「粗挽きポー!」の音楽が流れています。
剣ちゃんはキッと慶ちゃんと忍ちゃんの方をにらみます。
「慶ちゃんと忍ちゃんはもうお供物もらっちゃってるんだから、次は絶対に剣ちゃんが貰うんだからね!
踊ってるときに横取りとかできないんだからね!」
「はいはい、ご自由に、私はそこまで余裕がないわけじゃないのよ」
半笑いで忍ちゃんが答えた。
「踊らないぞ、絶対おどらないで、チーズを貰うんだからね」
そう言いながら剣ちゃんはファイティングポーズを取る。
でも、「あらびきびきびき、ごてあらぽー!」と音楽が聞こえてくると、慶ちゃんと一緒に踊ってました。
しかし、母は、チーズ売り場には寄らず、その手前の棚で生卵を買ってました。
「あら、残念ね」
忍ちゃんがにんまりと笑う。
「別にいいもん!剣ちゃんはきっとすごいものを貰うもん!」
剣ちゃんが胸をはる。
「あら、ここから先は冷凍食品コーナーよ、すぐに食べられないものばかりだわ。冷凍ハンバーグでも
もらうのかしら、ほほほ」
忍ちゃんがからかう。
しかし、母は忍ちゃんの大好物のヨーロピアンシュガーコーンアイスを買って買い物かごに入れた。
「あら、これはヨーロッパだから私のものね」
そう言いながら忍ちゃんが余裕で手を伸ばす。
「ちょっとまったー!」
そこに剣ちゃんが立ちはだかる。
「次は順番で私のだよ!忍ちゃんはもらえないよ!」
「なんですって!私は善意でほしくもないトマトを貰ってあげたのに、
それで私が貰えるはずのヨーロピアンが貰えないなんて、そんな不条理があっていいはずがないわ!」
忍ちゃんは激怒して叫ぶ。
「じゃあ、多数決で決めようよ!」
剣ちゃんが言った。
「じゃあ、私が貰うべきだと思うひと挙手!」
忍ちゃんが言いながら手をあげる。
忍ちゃんしかあげてない。
「じゃあ剣ちゃんがいいと思うひと!」
あれあれ?剣ちゃんがいいと思う人で手をあげたのは剣ちゃんだけだぞ。
「じゃあ慶ちゃんがいいと思うひと!」
慶ちゃんがそいう言って手をあげた。
思わず私も手をあげてしまった。
「あ、あんた、フロ入ってるとき耳に水入れて出ないようにしてあげましょうか、
耳くそが腐って耳だれがでるようにしてあげましょうか」
目を血走らせて忍ちゃんが私の耳元でささやく。
「ねえ、来年の冬、こたつに入ってるとき、ふくらはぎの柔らかいところを低温やけどにしてあげようか、
1日中ひりひりするようにしてあげようか」
目を血走らせて剣ちゃんが私の耳元でささやく。
「ごめんなさい、それは勘弁してください」
私は頭をさげて手を下ろした。
その時母が何か考えているようだった。
「あ、そうだ、これおいしくてよく食べるからもう1個買っとこうか」
そう言って母はヨーロピアンアイスをもう一つカゴに入れた。
「やったー!二つもアイスが慶タンのものになったよー!これは新記録だよ-!」
慶ちゃんは叫びながら両手をあげて、ぐるぐる回って喜びの踊りを踊った。
それを見た剣ちゃんと忍ちゃんが顔を見合わせて、お互いうなずく。
「はいタッチ!」
叫びながら二柱同時にそれぞろえのアイスにタッチして、ひとつずつ貰った。
「しまったー!」
慶ちゃんが頭をかかえた。
こうしてアイスは忍ちゃんと剣ちゃんのものになったのであった。
そのあと、ヤクルトの6本パックを母が買ってカゴに入れ、それは剣ちゃんが貰った。
サイダーとか清涼飲料水はけっこう剣ちゃんがもらう。水ものは剣ちゃんは基本飲まないので
自分が所有権主張するだけだけどね。
そのあと、パン売り場に行って、私がアンパンマン菓子パンを買った。
これは甘食の8本入りでけっこう味がおいしい。
「あ、これは剣ちゃんのだね」
そう言って剣ちゃんが手を伸ばす。
「だめだよ、順番だと慶タンだよ!」
そう言って慶ちゃんがアンパンマン菓子パンを貰ってしまった。
剣ちゃんは涙目になる。
さっきアイスを取られたお返しだ。
剣ちゃんは目を潤ませて口をとがらせてじっと我慢している。
慶ちゃんは私のほうを見る。
「剣ちゃんなきそうだよ、かわいそうだね」
「そうだね、何かと交換してあげなよ。」
私がそう言うと慶ちゃんは「うん」と笑顔で言った。
そして剣ちゃんのヤクルトとアンパンマン菓子パンを交換してあげた。
剣ちゃんはご機嫌で「わーい!わーい!」と言ってとびはねた。
今日もみんな仲良しだ。

あぶらむし

今日、家の酔芙蓉の木を見たら葉っぱに大量の黒い点々がついていた。
どうもアブラムシみたいだ。いまのうちに退治しとかないと。
家にある薬をスプレーしようとするが、缶がさびていて薬が出ない。
仕方ないので駅前の園芸店に薬を買いに行く。
園芸店で事情を説明してアブラムシ用農薬を買う。
860円なり。その帰りに駅の中を見ていると
ミスタードーナツのお持ち帰り専用店が駅店の中にできていた。
その中にクマさんのドーナツが売っていた。
それを見て剣ちゃんが興奮する。「すごいよ!クマさんドーナツだよ!しかもピンクだよ!」
「あははー、剣ちゃんおこちゃまだな、そんなので興奮して」
慶ちゃんが笑う。そしてふと見ると、
丸いドーナツの上にチョコレートでお絵かきできるお絵かきドーナツが売っていた。
「うひょーっ!見てみて!ドーナツなのにお絵かきでるよ!できるよ!」
慶ちゃんが飛びはねながら叫んだ。
「こういうのって天丼って言うのよ」
冷静に忍ちゃんが言った。

家に帰って早速スプレーをアブラムシに噴射。
黒い点々のアブラムシは生きてるのか死んでるのかわからない。
ただ、くっついてるだけ。全然手応えが無いなあ。
本当にきいてるのかな。
風向きがかわって、こっちに薬剤がとんでくる。
「くちゃい!にがい!やめてよー!」
慶ちゃんが嫌がって暴れている。
でも、アブラムシが大繁殖したら困るでしょ。

ぎゃー!

こんな朝早くに慶ちゃんにたたき起こされた。
「ぎゃー!大変だよ、龍の親分が太陽を食べてるよ!」
叫びながら慶ちゃんや剣ちゃんが走り回る。
慶ちゃんたちは庭に走り出して慶ちゃんはドラ、剣ちゃんは鐘を手に持って
かんかん鳴らして「太陽はき出せこらーっ!」とか叫んでいる。
忍ちゃんもあとから来て、うつろな目で太陽を眺めている。
私は人間であるので、直接太陽を見ることはできない。
まぶしすぎて目に悪いから。
目を細めて見たけど普通の太陽にしか見えない。
大騒ぎしている慶ちゃんたちを尻目に家に帰ってきて、うるさくて
眠れないし、もう目が覚めてしまったので、
今、パソコンの前に居ます。
慶ちゃんたちは時々我々人間には理解できない意味不明な行動を取るね。
霊の世界では霊波で龍が太陽を飲み込んでいるように見えるのかね。
不思議。

頭パーン!

今日、スーパーに行くとイチゴが298円だった。
「むきょーっ!イチゴが安いよ!安いよ!これは買わなきゃだねっ!」
慶ちゃんが大喜びしている。
しかも慶ちゃんの大好きなさちのかだ。
早速さちのかを買ってあげて買い物かごに入れる。
「長崎だよ!長崎のさちのかだよ!」
興奮しながら慶ちゃんがイチゴにタッチした。
「次は剣ちゃんがゲットするよ!」
慶ちゃんの姿を見てかぜん剣ちゃんも張り切って待ち構えている。
しばらくスーパーを徘徊して、チーズ売り場に近づく。
「タッチアンドゴーだよっ!」
剣ちゃんがそう言ってクラウチングスタートの格好をする。
その時、冷蔵ソーセージ売り場の横を通る。
そこでは、御殿場粗挽きウインナーの音楽が流れている。
「あらびきびきびき、ごてあらポー!はーやく食べたいごてあらポー!」
その音楽に合わせて慶ちゃんが「ごてあらぽー!」と叫んで踊り出す。
それに釣られて剣ちゃんも「ごてあらぽー!」と叫びながら踊り出す。
二柱一緒に踊り出す。
その姿を横目に忍ちゃんが余裕でチーズ売り場に行く。
「そこのカマンベール買ってちょうだい」
私は慶ちゃんと剣ちゃんを一瞥したが楽しそうに踊っているのでそっとしてあげることにした。
「はい、忍ちゃん」
私は忍ちゃんにカマンベールチーズを買ってあげた。
「ふー、いい運動になったよ」「たのしかったねー」
慶ちゃんと剣ちゃんが帰ってくる。
剣ちゃんが買い物かごの中のカマンベールチーズを発見する。
「チーズ発見!タッチアンドゴー!」
「あら、もう私が貰ったわよ」
冷静に忍ちゃんが言った。
「しまったー!」
剣ちゃんはその場で転がり回った。
そのあと、剣ちゃんはすごくテンションが下がってしまったので、
可哀想におもって、パン売り場の見切り品コーナーにあった二割引の
メロンパンを買ってあげた。
「わーい!わーい!」
剣ちゃんは喜んでそのパンにタッチした。
その剣ちゃんのメロンパンを慶ちゃんが凝視している。
「こ……このパンで剣ちゃんの頭を、頭パーン!って言いながら叩いたら受けるかな、
でも、もし頭の打ち所が悪くて剣ちゃんが死んじゃったら……」
慶ちゃんは一人で想像して体をガクガクと震わせた。
「あーゴメンの剣ちゃん、殺すつもりは無かったんだよー!」
叫びながらその場で慶ちゃんが転げ回った。
剣ちゃんと忍ちゃんはどん引きしていた。
「何やってんのよ、あんた」
「剣ちゃんは死んでないよ」
慶ちゃんははっと我に返る。
「はっ、夢だったんだね、剣ちゃん!忍ちゃん」
そう言って慶ちゃんは剣ちゃんと忍ちゃんにがしっとしがみつく。
すると三柱は肩を組んで円陣をつくり「ファイト、オー!」と言って離れた。
「よーし、ここで逆転ホームラン打ってやるぜっ!」
慶ちゃんは鼻の下を人差し指でこすりながらエアー素振りをした。
何やってんだ、お前ら。
まあ、楽しそうで何よりである。

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