空想ファンタジーブログです。
私と脳内タルパたちの愉快なヨタ話。
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地霊たちのうち、忍ちゃんだけはお茶をたしなみます。
お茶の味がわかるというか。
慶ちゃんや剣ちゃんはジュースのほうが好きだけど。
ジュースというか甘い味が付いた飲み物がいいですね。
でも、慶ちゃんは昆布茶は好きなようです。梅こぶ茶は大人の味だから普通の昆布茶のほうが
好きなんですって。
それはさておき、
コンビニで売っているような既存のペットボトル茶の中では、
コカコーラボトラーズの綾鷹、サントリーの伊右衛門、伊藤園のおーいお茶が
上質だと言っていました。
その中でも綾鷹が一番品質がいいと言ってました。
忍ちゃんによると、あの綾鷹をそのまま飲むのはよくないそうです。
煮沸したおさゆを冷やして綾鷹と5対5の割合か水6体綾鷹4くらいの割合で
うすめて飲むのが一番おいしい味になると言っています。
熱くして飲むのでも、いったんそうしたほうがいいそうです。
忍ちゃんの言う「綾鷹は精霊界のカルピスね。」という言葉は地霊たちの間で有名なフレーズだそうです。
でも、それはあくまでもお店で売っているお茶の話しです。
精霊たちの中で一番評価が高いお茶の名前は、
御抹茶の
九重昔と京昔だそうです。
忍ちゃんが一番おいしいと思うのは、
京の玉露、かりがね
だそうです。
かりがねにも色々種類があるそうですが、
どこのかりがねが一番おいしいかは、精霊の秘宝の情報だから教えないと言っています。
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スーパーに買い物に行ってきました。
いつものように慶ちゃんはスーパーの買い物籠カートの上にのって
「ぶいん!ぶいん!」と叫びながら運転する恰好をしてあそんでいます。
剣ちゃんは私の袖をつかんで、忍ちゃんはいつもどおりむすっとした顔でついてきます。
慶ちゃんは買い物籠の中に入っているので、他の子たちより高いところにいます。
スーパーの陳列棚の中の商品も見えます。
お豆腐売り場の横を通り過ぎたとき、慶ちゃんがお豆腐のパックの上の割烹着を着て布巾を
あたまにかぶったおばさんの絵が描いたお豆腐を発見した。
男前豆腐店の「おかんのとうふ」という品物だった。
「ねえ、何でこれ、おばさんの絵が描いてあるの?」慶ちゃんが私に尋ねる。
「そりゃ、これおかんの豆腐だから。」
「おかんって何?」
「ママのことかな」
「ママ!」
ママという言葉を聞いたとたん、慶ちゃんが目を丸くした。
「ママなの!ママなの?買うよね、これ買うよね、ママだから買うよねっ!」
慶ちゃんが必死に訴えかけてくる。
ここで買わないと慶ちゃんがダウナーな状況になるので、買ってあげた。
お豆腐はけっこう好きなので問題ない。ついでに横にあった冷奴専用豆腐も買った。
この男前豆腐店の豆腐は用途によって豆腐が作り分けられていて、
その用途に従った豆腐をつかわないと、個人的にはあまりおいしいと感じない時もある。
ある豆腐はとてもクリーミーでおいしかったが、湯豆腐にするとクリーミーすぎて
ぐちゃぐちゃになる。あるとーふは、冷奴にすると固すぎる。とか。
おかんの豆腐は湯豆腐にぴったりの豆腐だ。
湯豆腐にはポン酢だが、私はミツカンのかおりの蔵をゆず風味を使っている。
カボスも買って帰ったことがあるが、自分的にはあまりおいしくなかった。
豆腐とポン酢を買って帰って水に昆布を入れて煮る。
沸騰するまで昆布をいれているときぶみが出るので、沸騰するまえに昆布を
とりのぞいて、そこに豆腐を入れてゆでる。
火が通ったところで水から豆腐をひきあげて、ポン酢をかける簡単な料理。
「ああーうまいわ~」私は思わず言ってしまった。
すると、その言葉を慶ちゃんは聞き逃さない。
「おいしいの?おいしかったら慶ちゃんもたべるお」
「だめだよ、子供がたべてもおいしくないよ」
「うそつき!さっきおいしいと言ったもん」
「しかたないなあ」
私はポン酢につけたお豆腐を少し慶ちゃんにあげた。
「ちゅーっ!すっぱいー」
慶ちゃんは体を縮みあがらせて口をすぼめ、顔をくしゃくしゃにした。
すると、慶ちゃんのほっぺたからねずみのヒゲが生えだし、口の中の前歯が大きく長くのびて、
ねずみの歯になった。慶ちゃんの頭につけてる二つのポムポムがねずみの耳になった。
「ちゅー!すっぱいーすっぱいー!」
叫びながら慶ちゃんは走り回った。
それをみて剣ちゃんが私のところに走り寄ってくる
「私もたべたい!」
「しかたないなあ」
私は剣ちゃんに湯豆腐をあげた。
すると、剣ちゃんも「すっぱいー!」と叫んだかと思うと頬にねずみのひげが生えてきて
ねずみの歯もはえてきた。
それをみて忍ちゃんがゆっくり私のところに歩いてくる。
「どうしても食べてほしいと言うなら、その豆腐、たべてあげてもいいわよ」
「いや、べつにいいよ」
「あら、どうしても食べてほしいなら私が食べてあげるっていっているのよ、この私がっ!」
そう言って、忍ちゃんは目をくわっと見開いた。
「あーはいはい、たべてください」
私は面倒なので忍ちゃんにも湯豆腐をあげた。
すると忍ちゃんはすました顔で「ちゅう、まあ、すっぱいってほどでもないけど、すっぱいってことにしてあげるわ」と言った。
すると忍ちゃんの頬にねずみのひげが生えてきて、前歯がのび、ねずみの歯が生えて来た。
「あー、はいはい、ちゅうちゅうちゅう、私ってかわいいでしょ、フッ」そういいながら忍ちゃんはその場を
歩き回った。
しかし、しばらく走り回っていると、慶ちゃんが家の廊下にある大きな鏡の横を走り抜ける。
「ん?」
慶ちゃんは何かに気付いたのか鏡の前までもどってきて、しげしげと自分の姿を見た。
「大変だよー!ねずみになっちゃったよー! どうしよう、どうしよう」
慶ちゃんは叫びながら走り回る。
慶ちゃんの叫びを聞いた剣ちゃんは「どうしよう、どうしよう」といいながら何か良いものはないか
周囲をさがす。すると、台所のテープるの上に長野なめたけの瓶が置いてあるのを見つけた。
「大丈夫だよ、ここに長野なめたけがあるよっ!」
剣ちゃんは叫んだ。
すると慶ちゃんは剣ちゃんのところに走り寄った。
「ほんとだ!長野なめたけだ!これで助かるね」
慶ちゃんはそう言うと、忍ちゃんの方を見る。
「忍ちゃん、みんなで力を合わせて元の姿にもどるよっ!」
「はいはい、結局私がいないと何もできないのね、面倒な子たちだこと」
忍ちゃんはそう言うとだらだらと歩きながら慶ちゃんのところに行く。
「それじゃ、いくよ~!」
そう言いながら慶ちゃんは両手を高くあげた。
「なめなめな~め~」
そう言いながら両手をゆらゆらとゆらし、上から下にさげていく。
「なめなめな~め~」
剣ちゃんも忍ちゃんも慶ちゃんの言葉にあわせて、同じ踊りを踊っている。
それを何度もくりかえしていると、ひげはひっこみ、歯ももとに戻っていった。
「よし!めでたしめでたしだねっ!」
慶ちゃんは言った。
歌の歌詞で「生きているだけでは罪」という言葉がありますが、
慶ちゃんは「生きてるだけでいいんだよ」と言います。
最近私がちょっと憂鬱そうな顔をしていたら、慶ちゃんか顔を覗き込んで言ってきました。
「自分の義務を果たそうとして、それでも果たせなくて、追い込まれて自殺しちゃう人がいるけど、
自殺しちゃったら、それこそ何も果たせないし、みんなに迷惑かけるだけなんだから、
それなら、自分の義務なんてほっぽりだしちゃえばいいんだよ。」
とか言っていました。
「気楽に生きろよ」とか言われました。
「人間って自分が思っている以上により深く、より多くの人たちから慕われ、愛され、必要とされているんだよ。それは、
その人が何かをなしたからではなく、ただたんにそこにいるから愛されているんだよ。みんな、
それに気づかないんだよ」
とか言ってました。
ついでに自称小牧山大精霊の娘で自称小牧山の守護精霊である
モモちゃんの好みについて書いてみる。
モモちゃんはバーベキューが好きらしい。
前菜はスイートチリソースに浸したエビ。
スイートチリソースは魚介類に合うらしい。
モモちゃんはこれを焼いたものを八丁味噌の味噌汁の中に入れて具として食べるが普通の人は
そのまま焼いてたべるといいと思う。
つづいてベジタブル。
野菜類をスティックにして焼いてスペシャルソースにつけて食べる。
スペシャルソースの材料は、
アンチョビペースト、ニンニク、オリーブオイル、つけてみそかけてみそ。
それを加熱しながら混ぜる。
メインディッシュはヨーグルトと味噌を混ぜたものに1晩漬け込んだチキン。
これは皮つきチキンの場合皮を下にして皮にすこし焦げ目がつくくらいになったら、
上からアルミホイルをかけて周囲を石などでふさいで蒸し焼きにする。
チキンは生焼けになりやすいので20分ほど蒸し焼きにするといいらしい。
デザートは厚揚げを一晩はちみつ漬けにしたもの。
これを周囲についたはちみつをよく落として焼く。
モモちゃんはこれにつけてみそかけてみそをつけたり、
味噌汁の具にして食べるが普通の人は普通に焼いただけで
食べたほうがいい。
剣ちゃんはわりと自然なものが好きです。
可愛いキャラクターがついたお菓子だと、可愛い者が好きなので、ついつい
つられてほしがってしまいますが、基本的に、味としては無添加が好きです。
イチゴが一番すきで、食べ物は添加物が入っていないものが好きですね。
ジュースは100%果汁が好きです。
このまえ、大友商事というすごいマイナーな会社のミニカップゼリーを
買ってきてあげたらすごくよろこんでました。
ときどき、小さなカップゼリーを買ってきても、添加物が沢山入っていると吐き出します。
嫌な時は「チッドレ!」と叫びます。美味しい時は「カジャカジャ」と言います。これは
慶ちゃんも使います。どこで覚えてきたんだろ。
それで、小さなお口で小型のカップゼリーを食べるのですが、
食べ方が面白いです。
自称、「ウサギ喰い」というのですが、カップに前歯を当てて、そこからゼリーを口の吸引力で
吸い込むのです。すると、ゼリーは前歯にさえぎられて、まるでリンゴの皮のような
帯状になって口の中に吸い込まれていくそうです。
そういう食べ方をすると、お口が小さくても喉につまって窒息死しないから安全だと言っていました。
その食べ方で、口の中に吸い込まれないような硬さのゼリーであれば、喉に詰まる危険性があるから
食べないと言っていました。
なるほど、面白い知恵だなあと感心しました。